曹洞宗
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青梅市成木六丁目にある釋迦如来がご本尊のお寺です。境内の目の前には漆喰壁のもとになる石灰焼を行った江戸時代の遺跡があります。成木地区の石灰は江戸城の漆喰にも使われました。
室町時代の初め、木崎治部という人物が、出家したまま行方不明となり、その先祖の供養のため、天正年間の初め(1570年代)木崎三右衛門が虚空藏菩薩を祀り、三右衛門の弟の木崎正兵衛が海禅寺(青梅市二俣尾)六世住職で甥にあたる榮芝順富和尚を招いて、木崎治部の戒名から慈眼院という名の寺を建立したのが由来だそうです。
本堂はいつ頃の建築か詳しいことはわかりません。もともとは虚空藏堂でしたが、現在の御本尊は釋迦如來だそうです。
本堂脇の参道を上がると観音堂があります。本堂よりも古そうな建物です。継体天皇の頃、一人の僧侶がやってきて観音像を刻んだという伝説があるようです。仏教の正式な伝来は継体天皇の皇子の欽明天皇の時代なので、伝説なのか、国を通さず異国の僧侶が流れ着いたのか、個人的に古代の謎めいた話に想像を膨らませるのは楽しいです。いずれにしても、古い時代に東国の小さな集落にも仏教が伝わったということでしょう。
鎮守の社になるのでしょうか。境内には子安神社も鎮座しています。12月はじめの参拝なので、紅葉が始まったころです。
お寺の鎮守としては規模が大きく、神仏習合だったころからのお社かもしれません。
山村に静かに建つお寺ですが、個人的には見どころもいっぱいあるお寺だと思います。
慈眼院の基本情報
住所 | 東京都青梅市成木6-326 |
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行き方 | JR青梅線東青梅駅下車
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