南蔵院

東京都 牛込神楽坂駅

天谷山 南蔵院(なんぞういん, 真言宗 豊山派, 1615年)
山門, 本堂, 歓喜天堂, 本尊は千手観世音菩薩(弘法大師作), 京都 智積院末寺

　南蔵院は新宿区箪笥町にある真言宗豊山派寺院で天谷山竜福寺と号します。本尊は千手観世音菩薩。牛込城主の牛込勝重が正胤法印に請い、吉祥山福正院と称して、早稲田に創建、弁財天二体を上宮・下宮として祀っていました。御用地となったため、延宝9年（1681）上宮と共に当地へ移転、天谷山竜福寺南蔵院と改号しました。もう一体の下宮は弁天町の宗参寺に祀られ、弁天町の起源となったといいます。御府内八十八ヶ所霊場22番。
　牛込神楽坂駅前にあり、本堂の背景に高層ビルが存在感を醸し出しています。

都営大江戸線「牛込神楽坂駅」下車すぐ。御府内八十八箇所霊場第22番札所の真言宗寺院。ご本尊は千手観世音菩薩です。

1615年、地方豪族である牛込勝重が正胤法印を開山として、早稲田に２体の弁財天を祀って「福正院」を創建したのが始まりと言われています。
その後1681年に「南蔵院」と改号し、その時に１体の弁財天を近くの寺院に祀られた事で、現在「弁天町」の地名が残っています。

この霊場には、他にも豊島区と練馬区にも同じ南蔵院があります。