三常院、阿弥陀堂

福島県 貝田駅

三常院、阿弥陀三尊立像（昭和60年3月15日指定）町指定有形文化財　　(三常院は、天安元年（859年）に僧尭養によって創建されたと伝わる寺院です。　当初は、背後の山（高寺山）中腹に御堂が建てられていましたが、元慶年間（877∼885年）に焼失し、現在の場所に移ったと伝わります。　　本尊の阿弥陀如来尊、観音菩薩尊、勢至菩薩尊により、阿弥陀三尊が構成されています。　三尊ともに一本作りの立像で、一部にナタ彫り技法も見ることが出来ます。　阿弥陀如来尊は、慈覚大師（円仁）の作と伝わり、背面には焼け焦げた跡が残っています。　江戸時代には、天台宗本山派修験（山伏）の祈祷寺となり、豊かな水の管理も行っていました