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馬頭観世音・子育て地蔵尊ではいただけません
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ひでどらごん
2024年09月16日(月)
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東京都葛飾区立石には、地蔵尊、馬頭観音、道しるべといった歴史的な名所があります。昭和60年代に本奥戸橋の架け替えの際に、現在の場所に一堂に祀られるようになりました。
●地蔵尊
地蔵尊は貞享2年(1685年)に建立されたもので、当初は橋際の堤防内にあったあわもち屋の前に位置していました。地蔵尊は、子供たちの守り仏として広く信仰されており、育児に対する強い守りの存在とされています。地域では、老若男女問わず、多くの人々が地蔵尊にお参りし、特に子供たちの健康や幸せを祈る場となっています。昭和初期の本奥戸橋の架設時には一度移転され、その後、再び現在の位置に移されました。
●馬頭観音
馬頭観音は安政2年(1855年)に建立されました。江戸時代の半ば以降、農耕馬や運送馬の普及に伴い、馬の保護仏として広く信仰されるようになりました。現在では、地域の交通安全を守る神として信仰されています。馬頭観音の建立時期は、江戸大地震の年と重なり、その地域の人々がどれほどこの神を重要視していたかを物語っています。
●道しるべ
道しるべは宝暦5年(1755年)に建立されました。出羽(三山:月山、湯殿山、羽黒山)の信者たちによって建造され、旅人たちのために設置されました。この道標には「右江戸みち、左おくと渡し場道」と刻まれており、当時の道のりを示していました。永井荷風の『断勝亭日乗』にも、道しるべの存在が記録されています。
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