八幡宮社

京都府 日吉駅

孝謙天皇の勅願により、宇佐八幡宮（大分県）から応神天皇・神功皇后・湍津姫命の三神を迎え、奈良時代の859年に現在地に創祀されたと伝えられる。
三間社流造・桧茅葺の本殿は、本格的で伝統的な神社本殿建築として価値が高く、本殿に向かって右の石燈籠の刻銘から寛永十八年（1641）頃に建てられたと考えられている。平成十八年十月、約八十年ぶりに屋根が葺き替えられた。
本殿及び境内社待童社本殿（三間社流見世棚造・柿葺）は、附属の石燈籠一基、銅燈籠二基及び棟札三昧、修理札三枚とともに京都府指定文化財に登録されている。また、裏山を含む境内周辺は京都府文化財環境保全地区に指定されている。
国道162号線沿いの大鳥居から京北第三小学校脇を通る表参道沿いには、樹齢450年、幹回り631cm、樹高32.5mの大杉がそびえ、天然記念物として京都市指定文化財に登録されている。