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比叡山延暦寺1200年史上初!「不滅の法灯」24時間ネット生中継を見よう

最終更新:2021年10月10日(日)
公開:2020年05月18日(月)

こんにちは。
神社お寺の検索サイト運営代表の吉田 亮です。

2020年5月16日現在、新型コロナウイルス感染症防止のために、
日本全国で外出の自粛が要請されています。
なかなか足を運んでお参りできず、暗い気持ちで自宅にいる方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、
『伝教大師最澄様が灯された「1200年の不滅の法灯」24時間ネット生中継』を紹介します。

不滅の法灯(ふめつのほうとう)とは、比叡山延暦寺で最澄様が御本尊の前に灯して以来、1200年間消えることなく灯され続けている明かりのこと。

なんと現在、天台宗の総本山である比叡山延暦寺から、その不滅の法灯が24時間ネットで生中継されているのです。
ネットでの生中継は、1200年の歴史で初めてとのこと。

今回は、比叡山延暦寺教化部主事の清原 徹雄様に伺った不滅の法灯のお話を、ぜひ皆さんにもお伝えしたいと思い、この記事を執筆しました。

「24時間ネット生中継の詳細」「不滅の法灯、1200年史上初となる生中継への願い」「信長の比叡山攻めで一度消えるも、再び灯された理由」なども紹介します。

ぜひ、最後まで読んで、不滅の法灯の由来を知り、24時間ネット生中継にご参加ください。

ネット生中継はこちらからYouTubeを通じて見ることができます。
1200年の祈り 比叡山延暦寺「不滅の法灯」ネット生中継

また、ホトカミではオンラインで参加したお寺の行事の感想も投稿できるので、
「不滅の法灯」ネット生中継の想いの込もった感想も書き込んでみてください。
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執筆者
神社お寺の検索サイト「ホトカミ」運営代表

吉田 亮


平成2年岐阜生まれ、東京大学理科Ⅱ類入学後文学部日本語日本文学卒。
「100年後にも神社お寺を残す」ために、月間120万人が活用する神社お寺の検索サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAIの代表取締役をつとめる。

    目次

  1. 伝教大師最澄様が灯された「1200年の不滅の法灯」 24時間ネット生中継とは?
  2. 最澄様が灯した不滅の法灯の歴史
  3. 一隅を照らす

伝教大師最澄様が灯された「1200年の不滅の法灯」 24時間ネット生中継とは?

比叡山延暦寺では現在、1200年以上灯し続けられている「不滅の法灯」を24時間ネット生中継されています。

「不滅の法灯」がインターネットで生中継されるのは、1200年の歴史で初めてのこと。

5月11日からはじまったインターネット生中継の終了日は未定で、
今後数ヶ月は24時間いつでも比叡山延暦寺の不滅の法灯をYouTubeを通じて見ることができます。
1200年の祈り 比叡山延暦寺「不滅の法灯」ネット生中継

不滅の法灯、史上初の生中継への願い

今回の24時間ネット生中継にはどんな願いが込められているのか教えて頂きました。

ーー1200年で初めてとなるインターネットでの生中継には、どんな願いが込められているのでしょうか?

延暦寺教化部主事 清原 徹雄様

『世界中を震撼させている新型コロナ災禍にあたり比叡山延暦寺では、「人々の心の平穏を共に祈り、願う」ために、「1200年の不滅の法灯」 24時間ネット生中継を始めました。

幾多の歴史を乗り越え、人々への安寧の証として1200年以上絶やさずに灯し続けられてきた「不滅の法灯」が多くの方々の励ましの力となり、
油断することなく、この大難を乗り越える道筋を照らす、そしてこの苦しいときを変える灯となることを願います。』


最澄様が灯した不滅の法灯の歴史

ここからは、「不滅の法灯とは?」「どうやって1200年も続いているの?」「『油断』の由来」など、不滅の法灯について詳しくご紹介します。


不滅の法灯(ふめつのほうとう)とは、比叡山延暦寺で最澄様が御本尊の前に灯して以来、1200年間消えることなく灯され続けている明かりです。

最澄様は灯したとき次の和歌を詠みました。
「明らけく 後の仏の御世までも 光りつたへよ 法(のり)のともしび」

この和歌には、「仏法(仏さまの教え)」と共にこの「灯火(ともしび)」が後世まで受け継がれて欲しいとの願いが込められています。

延暦7年(788)に最澄様が比叡山延暦寺の根本中堂(こんぽんちゅうどう)の前身である一乗止観院を建立したときから、令和2年(2020)に至るまで、文字通り「滅することのない仏さまの灯火」が、「不滅の法灯」なんです。

不滅の法灯は、消えることなく多くの方々により護り受け継がれてきたため、
最澄様の御教え・比叡山の象徴となっています。


信長の比叡山攻めで一度消えるも、再び灯された理由

比叡山の根本中堂に灯されていた不滅の法灯は、元亀2年(1571)の織田信長の比叡山攻めの際に、一度消えてしまいました。

「1200年間、一度も消えていないのでは?」と思う方もいるかもしれません。

実は信長の比叡山攻めの30年ほど前、山形県の立石寺(りっしゃくじ)に比叡山から不滅の法灯が分灯されていたんです。
比叡山の法灯が消えていた間も、立石寺の法灯は灯り続けていました。

比叡山の再興と共に天正13年(1585)に根本中堂が再建され、やがて不滅の法灯を再び元の場所で灯す気運が高まります。
そこで、天正17年(1589)に立石寺の法灯が比叡山の根本中堂に運ばれ、再び元の場所に灯されました。

立石寺への分灯があったおかげで、不滅の法灯は消えることなく現在まで受け継がれています。

「油断」の由来は、不滅の法灯

「注意を怠る」という意味の「油断」、日常でも使う言葉ですよね。

実は「油断」の言葉の由来は、比叡山延暦寺の不滅の法灯なんです。
※諸説あります。

不滅の法灯の灯火は、金属製の油皿の中に菜種油を燃料として満たし、そこに灯芯が浸り火が灯っています。
つまり、油がなくなってしまう(油を断つ)と、火が消えてしまいます。
そのため、お堂番は毎日その油と灯心を世話し灯火を消さないように、油を断たないよう今日まで護ってきました。

油断してはいけない、すなわち灯火が消えないように注意しなければいけない、ということから、不滅の法灯が「油断(注意を怠ること)」の由来と言われています。
※諸説あります。


一隅を照らす

最後に、私の大好きな『一隅を照らす』という最澄様の言葉を紹介させて下さい。

最澄様は、「一隅を照らす」「己を忘れて他を利する」の精神を育み、生きとし生けるもの全てがともに助け合い、支え合える世の中の実現を目指されました。
一人一人の行動が灯す火は小さなものかもしれません。

しかし、その灯火が集まることで不安で暗闇に包まれた今の世の中を明るく照らす大きな光になります。
今こそ、一人一人が自分がいる場所や置かれた立場で、世の中を明るく照らす希望の火を灯してまいりましょう。

新型コロナ ~今、一人ひとりができることを~(天台宗 一隅を照らす運動) より引用


新型コロナウイルスの感染症の流行により、
日本だけでなく、世界中が苦しい状況にあります。

ニュースを見て、気分が暗くなることもあるかもしれません。
ウイルスの脅威に対する人類の無力さに、落ち込むこともあるかもしれません。

しかし私たち一人一人が自分のベストを尽くせば、少しずつ良くなっていくと思います。
私も自分ができることを精一杯頑張ろうと思います。

さいごに

今回は『伝教大師最澄様が灯された「1200年の不滅の法灯」24時間ネット生中継』を紹介させて頂きました。

新型コロナウイルスが収束したら、また足を運んで比叡山延暦寺にお参りしたいですね。

この記事を読み、良いなと思ったら、Twitterなどでも #不滅の法灯 をつけて記事をシェアしてもらえたら嬉しいです。

また、ホトカミではオンラインで参加したお寺の行事の感想も投稿できるので、
「不滅の法灯」ネット生中継の想いの込もった感想も書き込んでみてください。
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天台宗総本山比叡山延暦寺:https://www.hieizan.or.jp/
天台宗総本山比叡山延暦寺(ホトカミ):https://hotokami.jp/area/shiga/Hmstk/Hmstktk/Dymps/79/
1200年の祈り 比叡山延暦寺「不滅の法灯」ライブ配信:https://www.hieizan.or.jp/live_hoto

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