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久遠寺ではいただけません
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くおんじ

久遠寺のお参りの記録(1回目)
山梨県塩之沢駅

投稿日:2019年06月26日(水)
参拝:2019年6月吉日
身延山へお掃除に行ってきました。

お寺の朝掃除「Temple Morning(テンプルモーニング)」初の
お掃除巡礼ツアー。

南アルプス市の自坊でTemple Morningを開催されている
日蓮宗「法源寺」(https://hotokami.jp/area/yamanashi/Hkgtk/Hkgtktk/Drasa/63784/)
のご住職・横山瑞法さんにアテンドしていただき、
神谷町「光明寺」
(https://hotokami.jp/area/tokyo/Hkrta/Hkrtaty/Dmayy/50616/)
で月に2回開催している浄土真宗の僧侶・松本紹圭さんと一緒に
「宗派を超えた聖地巡礼でお掃除をしよう」と
夏至の日、日蓮宗の総本山 身延山久遠寺の三門に
Temple Morningの仲間たちが集合しました。
久遠寺(山梨県)
三門で横山瑞法さんと共に出迎えてくださった
久遠寺のお坊さんが肩に掛ける袈裟には
「ようこそ身延山へ」の縫い取りが。
久遠寺の山門
白装束で身を固めた方々が続々とバスで集まってこられ
三門前は真っ白い波で埋め尽くされるよう。
久遠寺の周辺
お掃除巡礼一行は、まず三門から歩いて5分ほどの
西谷にある日蓮聖人御廟所へ。
杉林の中、ぽっかりと現れる矩形の空き地が「御草庵跡」です。
曇り空のもとスポットライトで照らされたように、
緑が煌めいています。
久遠寺の周辺
御廟所前でお線香をあげ、お参り…ですが、
お坊さん以外は、特定宗教の信者ではない一般人ばかり。
日蓮宗のお経を初めて唱えるというメンバーはかなりドギマギです。
久遠寺(山梨県)
そしてついに祖廟拝殿でお掃除開始!
久遠寺(山梨県)
お参りの読経を先導してくださった、戸塚の日蓮宗「妙法寺」
(https://hotokami.jp/area/kanagawa/Hkytr/Hkytrts/Dzmst/53857/)
ご住職・久住謙昭さんは
「高校・大学と身延山で修行をしてきたけど、
ここを拭き掃除できるなんて初めて!」
とニッコニコです。
久遠寺(山梨県)
浄土真宗のお坊さんが、日蓮宗宗祖のお墓をお掃除中!
久遠寺の体験その他
次々にお参りにいらっしゃる方々の読経を聴きながら
お掃除巡礼メンバーとお坊さんたちは
聖地の掃除を満喫させていただきました。
久遠寺の建物その他
そして三門まで戻り、いよいよ287段の階段「菩提梯」を登ります。
下から見上げるとそそり立つ壁。
もちろん頂上にある本堂はまったく見えません。
翌日、御目通りが叶った際に内野日総法主猊下が
「287段の由来と言われるもののひとつにニルバーナ、というのがある」
とおっしゃられたのですが…
2(ニル)8(バー)7(ナ)まさかの語呂合わせ!

登りきれば涅槃に達する菩提梯、ニルバーナ説を
強く推していきたいと思います!
久遠寺の建物その他
汗だくよれよれで登りきった先の境内は、整然と美しく、
広大な白洲が夏至の落ちかけた日差しの中、映えていました。
バネのように跳ねるお坊さんが、
午後5時を告げる鐘を山内に響き渡らせます。
久遠寺の食事
まだまだ明るい夏至の夜、境内にある身延山大学のすぐ裏、
東谷の宿坊「端場坊(はばのぼう)」
(https://hotokami.jp/area/yamanashi/Hkgty/Hkgtytm/Dysyk/64579/)
の晩御飯。
お肉も魚介もなかったはずなのに、多彩な味わいと
あまりの満腹度にびっくりです。
精進料理ってこんなに美味しいのか…!
久遠寺の建物その他
夜中過ぎても鳥の声は止まず、空が白み始める前から
何かを打ち鳴らす音と読経の声が宿坊を包んでいました。
身延山で夜を過ごすというのは、
常に生あるものが何かに呼びかける声に
囲まれていることなんだな…と思いながら、午前4時起床!

「端場坊(はばのぼう)」から身延山大学を抜けて
甘露門をくぐり境内へ。
久遠寺の建物その他
5時半から始まる「朝勤」に参列する人々が、
続々と本堂を目指しています。
久遠寺(山梨県)
すさまじい太鼓の音が鳴り響き、
眠気もふっとぶ本堂での「朝勤」が終わると
渡り廊下を伝ってお隣の祖師堂へ移動。
次はこちらで「朝勤」が始まるのです。
久遠寺の建物その他
全てのお堂は廊下でつながっていて、移動するうちに
ふと居場所を見失うことも。
久遠寺の体験その他
朝のお勤めが終わり、いよいよ!久遠寺で
「Temple Morning」です!!
久遠寺(山梨県)
いつもの神谷町「光明寺」が「ケ」のお寺なら、
身延山久遠寺は「ハレ」の地。
月に2回、浄土真宗のお寺をお掃除していたら、
日蓮宗の聖地にたどり着いてしまいました。
日常から超日常へ、自分のためから自分以外のために。
聖地への巡礼とはそんな振れ幅を感じて、
自分をリセットする装置なのかもしれません。
久遠寺の体験その他
…(元々ものすごく綺麗だったので、
 ちりとりはあまりいっぱいになりませんでした)
久遠寺の周辺
宿坊で朝御飯をいただいた後、久遠寺に戻り
堂内をいろいろと案内していただいて、最後は奥の院へ。
ロープウェイで400メートル登ります。
久遠寺の建物その他
久遠寺から見上げた身延山の頂上は「雲の中」だったのですが、
到着してみたら「夢の中」のようです。
久遠寺の山門
日蓮聖人が故郷のご両親を偲んで登山した地、
ということで「思親閣」が建てられています。
ここでもお開帳に参列して、この巡礼中5回目となる
法華経の読経となりました。
久遠寺の景色
二日間で、日蓮聖人御廟所と久遠寺境内のお掃除を。
すれ違うお坊さんたちと、数えきれないほどの合掌を。
そしてTemple Morningの仲間たちと、新たなつながりを。

人はこうして常に変わっていけるんだなと、
あらためて思うお掃除巡礼となりました。

だって、あれほどドギマギしていたお題目なのに
最後本堂の前で全員が円陣になって
ごくごく自然に唱えることができたのです。
「南無妙法蓮華経」

三門まで下ったら、解散です。

今回すべての事前準備と、当日きめ細かく
アテンドしてくださった横山瑞法上人。
ツアー中、いろいろな段取りにご尽力くださった、
久住謙昭上人、近藤玄純上人。
Temple Morning巡礼ツアー主催の松本紹圭上人。
久遠寺の僧侶の方々。
Temple Morningの仲間たち。
そして、行き合ったご参拝の方々。

本当にありがとうございました。

すてき

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