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岡崎八幡宮ではいただけません
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おかざきはちまんぐう

岡崎八幡宮のお参りの記録(1回目)
山口県厚東駅

投稿日:2023年02月02日(木)
参拝:2022年12月吉日

【長門國 古社巡り】

岡崎八幡宮(おかざき・はちまんぐう)は、山口県宇部市船木にある神社。旧社格は県社。祭神は、玉依姫命、日女命、宗方三柱大神(多紀理毘売命、市寸島比売命、多岐津比売命)、応神天皇、神功皇后(大帯姫命)、仲哀天皇。全国で4社のみ清酒の醸造を許可された「御神酒清酒醸造免許認可神社(※)」の1つ。

社伝によると、神功皇后が三韓征伐の際、当地の楠の大木をもって四十八艘の軍船を造ったとされ(地名「船木」の由来)、また当地にて米の作り方を習われ、御手植えの米で御神酒を造り神に供えたとされる。のち奈良時代の770年、光仁天皇の勅使・和気清麻呂が当地が神功皇后のゆかりの地と知り、豊前国・宇佐八幡宮を勧請した。室町時代の1396年に領主・大内義弘が再建し、神田を寄進するとともに、新嘗祭で御神飯・御神酒を奉納する例を定着させた。1551年の大寧寺の変(陶晴賢の防長大乱)の兵火により社殿や社宝を焼失したが、1576年に杉重良により再建されている。江戸期においては毛利家の加護を受け、社殿の修復、酒米の奉納を受けた。明治に入り、近代社格制度のもと県社に列格するとともに、1899年に全国で4社のみの御神酒清酒醸造免許認可神社に指定されている。

当社は、JR山陽本線・厚東駅の西方4kmの緩やかな傾斜地、小丘の裾野にある。街外れの小高い場所で、境内北側には幹線道路の国道2号線が通っている。境内は旧県社格らしく十分な広さがあって、社殿前には樹齢700年の巨大なクスノキ古樹が立っているのが特徴。また、御神酒清酒醸造免許認可神社であるため、社殿の左側(東側)に「御神酒醸造殿」があるのももう一つの特徴。重厚な鳥居、狛犬、石橋、石垣から、特に明治時代以降、氏子衆の篤い支持が感じられる。

今回は、山口県の旧県社であることから参拝することに。参拝時は休日の午前中で、自分以外の参拝者としては地元の方々を数人見掛けた。


※御神酒清酒醸造免許認可神社は、伊勢神宮(三重県)、出雲大社(島根県)、莫越山神社(千葉県)、当社の4社のみ。この他にドブ醸造神社(どぶろく醸造神社)が全国に40社ある。
岡崎八幡宮(山口県)
境内西端入口の<西鳥居>。階段の上と下に鳥居が2つ連続している。
境内は城壁のような石積みの壁の上にある。(;゚Д゚)
岡崎八幡宮(山口県)
階段上から振り返った眺め。途中で建物に遮られていて、表参道には見えない。
岡崎八幡宮(山口県)
階段を登り切ったところからの眺め。社殿前の見事な巨木に目が奪われる。
こちらは<御神木のクスノキ>で、推定樹齢700年、高さ20m、幹周囲4.4m。
枝が素直に伸びているので、実際のサイズはもっと大きな感じがする。

この樹には<シーボルト・コギセル>という巻貝が寄生していて、潮の干満で幹を上下するので海上安全のお守りとして珍重されたとのこと(自分は気付かず...(^_^;))。
岡崎八幡宮の狛犬
参道左側の<狛犬>。かなり年季が入っている。
岡崎八幡宮(山口県)
参道右側の<狛犬>。すさまじい修復跡だが良い雰囲気。
岡崎八幡宮(山口県)
参道左側の<手水舎>と思いきや<井戸>かな?井戸端会議のベンチが置いてある。
岡崎八幡宮(山口県)
参道左側の<手水舎>。木の柱に石の柱が加わっている。赤い刺し色がお洒落。
岡崎八幡宮(山口県)
岩から削り出した立派な手水盤には「寛政十二年(1800年)」の銘がある。
岡崎八幡宮(山口県)
<拝殿>全景。瓦葺の屋根も躯体の木材もかなり年季が入っている。躯体の組物が華やか。
岡崎八幡宮の本殿
<拝殿>正面。扁額などはなし。
岡崎八幡宮(山口県)
拝殿から振り返って境内全景。
岡崎八幡宮の本殿
<社殿>全景。銅板葺屋根の本堂がちらっとだけ見える。
岡崎八幡宮(山口県)
社殿左側の建物群。写真中央は、雰囲気からすると今は使われていない<授与所>かな。
岡崎八幡宮(山口県)
左端にある<御神酒醸造殿>。額には「全国四社 清酒醸造許可神社」と誇らし気に記載されている。(o^―^o)
岡崎八幡宮(山口県)
参道の南側を見て廻る。まずこちらは<岡崎稲荷神社>。
岡崎八幡宮の鳥居
社殿の右側に並ぶ鳥居群。ただ、鳥居は合っても社殿があるのは<真っ赤な鳥居>のみ。
岡崎八幡宮(山口県)
真っ赤な鳥居の後ろにある社殿。扉を開けると<稲荷大明神>の石碑が祀られている。
岡崎八幡宮の建物その他
稲荷大明神に向かって右手(南側)の石碑群。ほとんどが<庚申>と刻まれている。
ここで、石碑群の右側少し離れたところに鳥居があるので行ってみる。
岡崎八幡宮(山口県)
なんと、こちらが大きく立派な<一の鳥居>(Google Mapによる)。
ただし、写真撮影位置の後ろは民家で参道は伸びていない。
岡崎八幡宮の狛犬
一の鳥居前左側の<狛犬>。こちらも古そう。
岡崎八幡宮(山口県)
一の鳥居前右側の<狛犬>。笑ってる?(^_^;)
岡崎八幡宮(山口県)
参道進むと、小川に架かる立派な<神橋>と、その先にある<二の鳥居>。
岡崎八幡宮の狛犬
二の鳥居の後ろ左側にある<狛犬>。
岡崎八幡宮(山口県)
二の鳥居の後ろ右側にある<狛犬>。
岡崎八幡宮(山口県)
最後に二の鳥居近くから、樹齢700年の<クスノキ>。この巨木のおかげで古社の雰囲気が抜群。(^▽^)/

すてき

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惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

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