御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
四天王寺聖徳太子1400年限定御朱印大バナー2024年11月四天王寺聖徳太子1400年限定御朱印大バナー2024年11月
湯殿山神社(出羽三山神社)ではいただけません
広告

ゆどのさんじんじゃ

湯殿山神社(出羽三山神社)のお参りの記録(1回目)
山形県高屋駅

投稿日:2021年11月01日(月)
参拝:2021年10月吉日
湯殿山神社(ゆどのさん~)は、山形県鶴岡市田麦俣にある神社。旧国幣小社で、現在は神社本庁の別表神社。祭神は大山祇神、大己貴命、少彦名命。

創建は推古天皇の御代の593年、第32代崇峻天皇の皇子・蜂子皇子が奈良の都から当地に至り、霊鵜の導きにより羽黒山を開山し、次いで月山と湯殿山を開山した(三山を合わせ出羽三山という)。出羽三山信仰は、自然崇拝、山岳信仰の古神道に発し、平安時代以降は仏教の影響を受け神仏習合した結果、敬神崇祖を根本として、基本は神道をもって奉仕するが、祭は道教、陰陽道、密教を中心とする修験道をもって奉仕する独特な形で発展した。この時期、修験道の祖・役ノ行者、真言宗開祖・空海、天台宗開祖・最澄も来山し修行をしたと伝わる。鎌倉時代には羽黒山は「八宗兼学の山」と称され、全国各地から修行僧が入山し、各州を実践修得したという。その後、出羽国周辺では出羽三山は「親子相伝のお山」とされ、成人儀礼として男子が15歳になると「初山駆け」をしなければならない風習が定着、関東方面でも出羽三山登拝を「奥参り」と称して人生儀礼とするとして位置づけられるようになった。江戸時代になると民間信仰が隆盛し、「西の伊勢参り、東の奥参り」と言われ、伊勢神宮参拝と並んで出羽三山参拝、講の結成が江戸を中心に人々の間で広まった。俳聖として有名な松尾芭蕉も1689年に出羽三山を訪れ、湯殿山神社では「語られぬ 湯殿にぬらす 袂(たもと)かな」という俳句を詠んでいる。

神仏習合の時代、羽黒山は観音菩薩(現在)、月山は阿弥陀如来(過去)、当時三山に含まれていた葉山・薬師岳は薬師如来(未来)、湯殿山は三山とは別格(出羽三山の奥の院)の大日如来とされ、観音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来の導きにより現在・過去・未来の三関を乗り越え、大日如来の境地に至って即身成仏を達成するという「三関三渡」の修行が行われた。
明治時代になると、神仏分離令により寺院は廃止され、出羽三山は出羽神社、月山神社、湯殿山神社となったが、月山と湯殿山が冬期豪雪のため出羽神社の社殿で合祭する形になり、出羽三山神社となった。

当社は、JR羽越本線・鶴岡駅の南東25kmの月山山頂の西方3kmの湯殿山(標高1504m)の山頂付近にある。月山道路(国道112号線)から逸れて湯殿山を目指すと途中から有料道路になり、進むと湯殿山神社大鳥居や湯殿山参籠所がある湯殿山レストハウス前駐車場に到着する。ここからは自家用車禁止で、バスか徒歩で2km登ると湯殿山神社入口に辿り着く。ここからが写真撮影禁止の神域に入り、徒歩で数分参道をアップダウンすると祓所で、ここで靴を脱ぎ御祓いを受け、裸足で御神体の岩場に至る。(当社では、「語るなかれ、聞くなかれ」と言われるので、ご紹介はこの辺りまで。)

今回は、出羽三山の1つとして、まだ冬季閉鎖期間に入っていなかったため参拝することに。参拝時は荒天の平日の午後であったが、参拝者は想像以上に多くいた(レストハウスから30分に1本のバスに10人以上乗るぐらい、別途徒歩の人がいた)。
湯殿山神社(出羽三山神社)の鳥居
有料道路を経て、湯殿山レストハウス前駐車場に到着。有名な<大鳥居>が目に入る。
湯殿山神社(出羽三山神社)の鳥居
湯殿山神社の神域では写真撮影禁止のため、この大鳥居が当社の紹介によく出てくる。
湯殿山神社(出羽三山神社)(山形県)
湯殿山レストハウスから本宮参道入口までは、2kmの登り坂になるが自家用車は進入禁止。なので乗り合いバス(片道200円)に乗るか徒歩で行くかの2択になる。土砂降りの雨ということもあり、迷うことなくレストハウスでバスの切符を買う。
湯殿山神社(出羽三山神社)の周辺
神社入口のバス停広場。白い建物は<本宮直務所>。左側が<参道入口>、右側には売店がある。
湯殿山神社(出羽三山神社)の建物その他
こちらが<参道入口>。徐々にわくわくしてくる。
湯殿山神社(出羽三山神社)(山形県)
左側に奉納石碑などがたくさん並んでいる。写真右側下方が、龍の口から水が出る<手水盤>。上方は<湯殿山信仰碑>など。
湯殿山神社(出羽三山神社)の狛犬
こちらは、<湯殿山御神牛>。
湯殿山神社(出羽三山神社)(山形県)
さらに奥には、もう一頭の<御神牛>。
湯殿山神社(出羽三山神社)の建物その他
左側に<湯殿山本宮>と書かれた石碑が現れ、ここからが神域になる。写真撮影はもちろん禁止だし、この先見たもの聞いたものは「語るなかれ、聞くなかれ」と言われている。
湯殿山神社(出羽三山神社)の建物その他
20分ほど経って、再び<参道入口>に戻る。参拝の間だけは、まったく雨は降らず、まさに神様に感謝。(^▽^)/
湯殿山神社(出羽三山神社)の景色
平地では紅葉はまだまだだが、湯殿山周辺は徐々に色づいている。
湯殿山神社(出羽三山神社)の景色
湯殿山の下の方を見ると、遠くに赤い<大鳥居>が見える。
湯殿山神社(出羽三山神社)の周辺
ちょっと拡大。この程度拡大したぐらいでは見えないかな...(^_^;)
湯殿山神社(出羽三山神社)の鳥居
再びバスに乗り、<大鳥居>のところまで戻る。
湯殿山神社(出羽三山神社)(山形県)
バス降車場の近くにも、たくさんの奉納石碑が並んでいる。
湯殿山神社(出羽三山神社)(山形県)
石碑には<即身佛修行之地 湯殿山仙人澤>とある。
湯殿山神社(出羽三山神社)の鳥居
写真では伝わりにくいかもしれないが、<大鳥居>は相当デカい。
湯殿山神社(出羽三山神社)の末社
大鳥居の近くにある<玉姫稲荷神社>。この神社の御朱印は、すぐそばの<湯殿山神社参籠所>で拝受できる。
湯殿山神社(出羽三山神社)の鳥居
最後に、階段の下から<大鳥居>。

すてき

御朱印

みんなのコメント0件)

ログインしてください

ログイン無料登録すると、投稿へコメントできます。

投稿者のプロフィール

惣一郎さんのプロフィール画像

惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

惣一郎さんの投稿をもっと見る

ホトカミ見ました! で広がるご縁

ホトカミを見てお参りされた際は、
もし話す機会があれば神主さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
神主さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、ホトカミ無料公式登録して、情報を発信しようという気持ちになるかもしれませんし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。
湯殿山神社(出羽三山神社)の投稿をもっと見る42件
コメント
お問い合わせ