こうでんいん|曹洞宗|輪橋山
耕田院へのアクセス・駐車場
住所 | 山形県鶴岡市大山1-39-24 |
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行き方 | 羽前大山駅より徒歩10分。 |
駐車場 | 寺院に来る際は、お気をつけてお越しください。
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参拝時間 | お檀家様以外はお電話ください。 |
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参拝にかかる時間 | 20分 |
電話番号 | 0235-33-3421 お問い合わせの際は「ホトカミを見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
メールアドレス | koudein3924@gmail.com |
ホームページ | https://www.koden-in.jp/ |
駐車場に関する投稿
◆雑阿含経で、お釈迦さまは「怒り」について説かれている。
◆お釈迦さまに向かって、散々「ののしった」男がいた。
◆お釈迦さまは黙って聞いておられた。
◆しかし、男の悪口が終わると口を開かれた。
お釈迦さま:「お前は、祝日に、家族や親戚の人達を、招待し歓待することがあるか」
男:「そりゃ、あるさ」
お釈迦さま:「親戚がその時、お前の出した食べ物を食べなかったらどうするか」
男:「食べなければ残るだけさ」
お釈迦さま:「私の前で悪口雑言ののしっても、私がそれを受けとらなければ、その罵詈雑言は誰のものになるのか」
男:「いや、いくら受けとらなくとも、与えた以上は与えたのだ」
お釈迦さま:「それは与えたとは言えない」
◆お釈迦さまに向かって吐かれた「罵詈雑言」は、自分自身に向かって吐かれた「罵詈雑言」なのだということを、「男」にお説きになる。しかし、「男」は、「お釈迦さま」に向かって「与えたもの」(一度口に出したもの)だから、その「罵詈雑言」はお釈迦さまのものだと考えている。
◆お釈迦さまは、「罵詈雑言」受け取っていないから、与えられてはいないというのだが、「男」には理解できない。もしも、私の立場でもすんなりとは理解できない。男は問う。
※ これ以下の問いと返答が素晴らしい。
男:「それなら、どういうのを受けとったといい、どういうのを受けとらないというのか」
お釈迦さま:「悪口を言われたときに悪口を言い返し、怒りには怒りで報い、打てば打ち返す。闘いを挑めば闘い返す。それらは与えたものを受けとったというのだ。しかし、その反対に、なんとも思わないものは、与えたといっても受けとったのではないのだ」
◆これはよくわかる。経験している。以前学級崩壊が問題になっていたときの構図がこれ
だ。先生と子どものいい争い。時には、先生にも涙、子どもにも涙。いいことはなにない。そこに親からのクレーム。今の教育とは教師がマウントをとるということではない。
これに気がつかないと大変なことになる。しかも、この構図はベテランで優秀な教員と、情熱溢れる若い先生、自信ある人が陥る。今までうまくいっていたものが、あれよあれよという間に。
◆まだ、理解できない男は更にお釈迦さまに問う。
男:「それじゃあなたはいくら悪口を言われても、腹は立たないのか」
お釈迦さまは厳かに、詩によって答えられました。
智慧ある者に怒りなし。
万一吹く風荒くとも、心の中に波たたず。
怒りに怒りをもって報いるは、このゆえに愚か者のしわざなり
この詩を聞き、男は腑に落ちた。
◆明日から雪模様ということで、家人が車のタイヤ交換を頼んだ。車屋さんは昔から、保険から全て任せている店だから安心していた。車は、昨日の夜にはお寺に届けてもらっていたようだ。
◆今日の午後、ちょっと用があって車をだした。なんだか「聞きなれない音」。しかし、一度動き出したものはそう簡単に止まれない。取り敢えず近くのコンビニの駐車場へ。
◆なんということか。後ろのタイヤがつぶれている。パンクだ。
◆日頃スマホを携帯しない私はこんなとき困る。なんとか、店に連絡してもらって、車の鍵はコンビニに預けて歩いて帰ってきた。お寺まで歩くとちょうど2㎞強。雨まじり。
◆これは、「運が悪い」ということなのだろうか、どこでパンクしたのだろう。やっぱり私の行いが悪いのだろうか。少し腹立たしい。
◆もちろん、業者の方にはいつもお世話になっているし、苦情をいったりはしない。すごく困ったともいわない。だから、できればすぐ忘れたい。
◆「煩悩即菩提」。私はお釈迦さまに試されているのだと思うことにした。
万一吹く風荒くとも、心の中に波たたず。
怒りに怒りをもって報いるは、このゆえに愚か者のしわざなり
◆「家人」は何かの研修会へでかけて留守だ。帰ってきた時に、事情を話す。すると「私が昨日タイヤ交換を頼んだのがわるかったのねぇ。ごめんなさいねぇ。」と家人に言ってもらえは、この気持ちは収まるだろう。しかし、たぶんそういう展開は期待できない。今晩はオンニコニコハラタテマイゾヤソワカと唱えていよう。
◆POSTのネタができただけで有難いとも言えるし…。
◆今朝も最後まで読んでいただいてありがとうございます。あなたの朝のこころにアプローチ。「ああなあさここ」でした。
◆深呼吸で「心のデトックス」。一度息を全て「大地に」吐き出します。次に胸を広げて鼻から息をたっぷり入れます。最後は「吐く息は細く長く」です。呼吸をコントロールし、呼吸に集中。自分の心にアプローチ。
◆「自分の根っこ」に感謝。ここに自分があること。お父様、お母様。あなたの隣にいる人とそのご縁。これから出会う新しいご縁。全てに合掌しましょう。
◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分もまわりも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」。
◆2022.10.6「拍手喝采」では巨大な敵「大スズメバチ」を「知恵」と「勇気」で退治するニホンミツバチをP0STした。これこそがジャイアント・キーリングだと。今、ワールドカップでそれを「サムライブルー」は成し遂げている。世界の強豪であるドイツやスペインを相手に、敵を取り囲み、しつこくボールを奪い、決勝ゴールも奪う。
◆ニホンミツバチは蜂球をつくる。蜂球とは、大量のミツバチが集まって身体をふるわせて熱を生む行動なのだが、自らの体温をなんと35度から48度まで上昇させるという。その熱をスズメバチの中でも最強と恐れられている大スズメバチに向け、退治する。
◆ズメバチやアシナガバチは肉食なので、食料を蓄えることはできない。だから、たった一匹の女王蜂だけが冬を越し、あとは死んでしまう。しかし、ミツバチは、蜂蜜を巣に貯め食糧とし、蜂球を作り寒さをしのぎ、働き蜂でも冬を越すのだ。
◆花のない冬。雪が降るようになってはミツバチも巣から出ることはできない。そんな折、冬囲いに忙しかったおとといは、冬の見事な晴天だった。お寺の駐車場でいい香りがした。この香りはなんだろう。そうだ。柊(ひいらぎ)だ。その柊の花には、最後の食糧調達なのだろう。ミツバチも随分と飛んでいた。
◆このお寺の柊は「棘(とげ)」のある葉が少ない柊である。ほんの少し棘がある葉も混じっていてで、なんとか柊とわかるのだが、ほとんどの葉は棘のある部分が「まあるく」なっている。この棘のない柊は、老木で先代がとくに大事にしていた樹木である。
◆「柊の花」は、私にとっては、心が落ち着く柔らかな花の香り、ミツバチにとっては、冬を越すための大切なエネルギーだ。(この様子はリールで昨日POSTしたのでごらんになってほしい)
◆さて「柊の花」というさだまさしさんの歌である。
宵闇の手探りの中でこそ
仄かに匂う柊の花
見せかけの棘にそっと隠した
その麗しくゆかしき花
その花の名前を呟くとき
美しさとは何かを思う
誰も居ない末の秋に咲いて
冬とすれ違いに行く花
愚かしい過ちの数々を
一つ一つ胸に並べている
あなたはそれでもこんな私を
許してくれるだろうか
◆「柊の花」は12月に入り、「誰も居ない末の秋に咲いて 冬とすれ違いに行く花」なのである。そして、冬に備えるものたちに、最後のエネルギーを与えるのもこの花なのだ。
◆厳しい冬のあとにはまた春が訪れる。つまり、その冬への覚悟と春へ希望が交錯するのが「柊の花」であり、この花がもつ美しさを備えた強さなのだ。
◆ちなみに、この曲のバイオリン演奏は、澤さん(東京藝術大学学長/バイオリニスト)だ。沢さんは、名器「ガルネリ・デル・ジュス」をお持ちだとか。さださんは「ガルネリ・デル・ジュス」が鳴ることを前提に、この曲を書いたと話している。そのとおり、素晴らしい曲に仕上がっている。ちなみに、「ガルネリ・デル・ジュス」とは、かの「ストラディヴァリ」と並び称される名工なのだとか。
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