大日寺のお参りの記録(1回目)
和歌山県紀伊細川駅

和歌山県の寺院巡りの3寺目は、高野山から西へ下った海草郡紀美野町に在る天徳山 大日寺です。
高野山真言宗で、本尊は不動明王。
こちら所蔵の阿弥陀如来坐像は県指定文化財です。

開基や由緒等は不詳。しかし、古くから高野領の西の端を守る寺院として、重要な役割を担ってきたと伝わります。

国道370号線から少しだけ入った所、恐らく旧道沿いにあります。境内の右側(東側)に広めの駐車場がありましたので停めさせて頂きました。駐車場から直ぐに境内ですが、マイルールに従って山門からと言いたい所ですが山門は無いので鳥居から。鳥居をくぐると左側に鐘楼があり、参集殿？をくぐると広場の様な境内です。正面には丹生狩場神社で、左側に大日寺の建屋(本堂)です。
神社は玉垣等で仕切っておらず、神仏習合の形態を今も残しています。

お堂から鈴(チ～ン)の音が聞こえて来ました。堂内には参拝者(祈祷者)がおられます。護摩法要が始まった所の様です。お経を唱えているのは尼僧さんですね。(28日は不動明王の縁日ですね、すっかり失念しておりました。)
横の間(襖などは無い)の須弥壇には阿弥陀三尊像が祀られており、中尊の阿弥陀如来坐像が県指定文化財です。
流石に法要中にズカズカと堂内に上がる訳には行かず、外から見させて頂きました。平安時代末期の定朝様の阿弥陀如来像です。残念ながら距離があるため細かな所まではわかりません。
法要が終わるまで30～40分待つと次の寺院の約束時刻を過ぎてしまいますので失礼しようと思ったら木箱が目に入りました。こちらは高野長峰霊場の第9番札所(初めて聞く霊場でした。)で、書置きの御朱印がありましたので折角なので頂いて、またの機会にお邪魔する事としました。