世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年の奉祝として、来る12月8日に『世界平和祈願 柴燈大護摩供』を執り行う運びとなりました。
柴燈大護摩供は、修験道・真言密教の奥義とされ、不動明王の智火で行者の煩悩を焼き払い、天下泰平と五穀豊穣を祈ります。その智火に願いを託した護摩木を納める者は、所願成就(神仏への願いが叶うこと)するとされます。
なぜ、神社で護摩を?と思われる方もいらっしゃることでしょう。丹生都比売神社は、高野山の総鎮守そして真言密教の守護神でもあります。紀伊山地の修験道(葛城・大峯・高野)においても、丹生都比売神社は霊地とされていました。明治の神仏分離令、修験宗廃止令までは、たびたび柴燈大護摩供が執り行われていた記録が残ります。
現在、所願成就の護摩木の奉納を募っております。詳細につきましては丹生都比売神社公式ホームページをご覧ください。