ずいりゅうじ
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瑞龍寺のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年12月31日(土)
参拝:2021年11月吉日
【越中國 古刹巡り】(過去の参拝記録)
瑞龍寺(ずいりゅうじ)は、富山県高岡市関本町にある曹洞宗の寺院。山号は高岡山。本尊は釈迦如来。仏殿、法堂、山門が国宝。総門、禅堂、大茶堂、回廊等が国指定の重要文化財。
安土桃山時代の1594年に前田藩2代藩主・前田利長が織田信長らの追善のため金沢に創建した宝円寺(のち法円寺)が前身。利長は隠居後富山に、のち高岡に移り高岡城を築城したが、それに伴い1613年に法円寺も高岡に移された。翌1614年に利長が没し、後を継いだ3代藩主・前田利常は法円寺を利長の菩提寺とし、利長の法名・瑞龍院に因んで瑞龍院と改称した(のち瑞龍寺)。利常は1654年から瑞龍院の伽藍整備を開始し、中国の径山万寿寺に倣って山門、仏殿、法堂を一直線に並べ、左右に回廊を巡らせ諸堂を対照的に配置、利長の五重回忌の1663年に完成した。江戸時代を通じて前田家の手厚い保護を受け、寺領300石を有した。1746年の火災で山門を含む伽藍の前半分を焼失、1820年に山門が再建された。
当寺は、JR氷見線・城端線・あいの風とやま鉄道・高岡駅の南西800mの平地の市街地にある。当寺の東方870m(八丁)の位置に前田利長公の墓所があり、当寺と墓所を結ぶ直線の道は八丁道(はっちょうみち)と呼ばれ、当寺の参道となっている。境内はかなり広々としており、七堂伽藍は外周を回廊で囲み、総門、山門、仏堂、法堂が一列に整然と並ぶ美しい造り。国宝、国重文のオンパレードで、周辺とは隔絶した仏教世界が構築されている。素晴らしい見応え。
今回は、仏殿・法堂・山門が国宝、総門・禅堂・大茶堂・回廊等が国重文であることから参拝することに。参拝時は平日の午前中で、天気が良いこともあり多くの参拝者が訪れていた。
境内東端入口全景。写真右手には<寺号標>。1km弱の参道(八丁道)の突き当りにある。
境内入口にある<拝観受付>。御朱印はこちら。御朱印帳を先に預けるのがおすすめ。
まずはじめに<総門>。江戸時代前期の正保年間(1644年~1648年)の建立。
正面幅三間の薬医門。国指定の重要文化財。
正面幅三間の薬医門。国指定の重要文化財。
総門をくぐると、何もない贅沢な広いスペースに出る。
左端には<七間浄頭(東司)>、右端には<浴室>がある。
左端には<七間浄頭(東司)>、右端には<浴室>がある。
参道の先にある<山門>。1645年に建立されたが1746年に火災で焼失。現在の門は1820年の再建。三間一戸、二重門、杮葺。高さ約18m。国宝。
仁王門左側の<吽形仁王像>。
仁王門右側の<阿形仁王像>。
仁王門をくぐると、左前方には<禅堂>と<回廊>がある。いずれも国指定の重要文化財。
右前方には<大庫裏>と<回廊>がある。いずれも国指定の重要文化財。
その後方には<鐘楼>と<大茶堂>が繋がっている。
その後方には<鐘楼>と<大茶堂>が繋がっている。
正面には<仏殿>が建っている。1659年の建立。入母屋造、一重裳階付、鉛瓦葺。国宝。
<仏殿>正面。典型的な禅宗様建築。
本尊の釈迦如来、普賢菩薩、文殊菩薩の釈迦三尊像のほか、達磨坐像、跋駄羅尊者像を安置。
仏殿の背後にある<法堂>。1655年の建立。入母屋造、銅板葺。国宝。
<法堂>正面。建物中央奥に二代藩主・前田利長の位牌を安置。
法堂の左後方にある<瑞龍寺石廟(前田家・織田家の霊廟群)>。
向かって右から前田利長・前田利家・織田信長・側室正覚院・織田信忠の順。
向かって右から前田利長・前田利家・織田信長・側室正覚院・織田信忠の順。
ここからは、回廊を巡りながら各建築物を見て廻る。
禅堂内部から見た、国重文<大庫裏>。
禅堂内部から見た、国宝<仏殿>。
禅堂内部。国重文の禅堂は全国で3棟のみで、他には京都・東福寺の禅堂、京都宇治・萬福寺の禅堂がある。
禅堂内部には<文殊菩薩>を祀ってある。現在でも、毎週日曜日午前5時15分から6時10分で、無料の坐禅会を開催しているとのこと。自分も参加してみたい!(o^―^o)
山門付近の廻廊から見た境内。
山門付近の廻廊に安置されている<烏蒭沙摩明王(うずさまみょうおう)>。
東司(おといれ)の守護神とされる。
東司(おといれ)の守護神とされる。
大庫裏近く、<韋駄尊天>を祀る社。
<大庫裏>の内部。当寺の台所。
大庫裏近くに祀られている<延命地蔵菩薩>。
最後に、境内最奥にある国宝<法堂>。建物外部も内部も非常に見応えがある素晴らしい寺院~♪ (^▽^)/
すてき
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惣一郎1269投稿
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