諏訪神社のお参りの記録(1回目)
東京都西早稲田駅

【宝船の絵：諏訪神社】
お正月。
高田馬場にある新宿 諏訪神社で「宝船の絵」（限定500枚）が授与されると聞いてやって来ました。
こちらの「宝船の絵」は神職が木版から1枚1枚刷っていき、色を塗り終わったら祈祷する縁起の良いもの。
宝船は珊瑚・金銀・宝石など、様々な宝物が積み込まれた帆船で、七福神が乗った置物などが縁起物として親しまれています。

この絵には…

「永き代の 遠の眠りの みな目ざめ 波乗り船の 音のよきかな」

という内容を達筆な文字で書かれています。
この文は回文（上から読んでも下から読んでも同じに読める）で作られた縁起の良い和歌なんですよ。

「ながきよの とをのねぶりの みなめざめ なみのりぶねの をとのよきかな」※歴史的仮名遣い

実はこの絵、「初夢」と大いに関わっているのです。

初夢とは、字の如く新年最初に見る夢なんだけど…
大晦日から元日の夜に見る夢が必ずしも初夢ではなく、江戸時代には「大晦日から元日」「元日から2日」「2日から3日」の3つの説が現れた。
3つも説があると、いったい何月何日の夜に見る夢が初夢なんだか分からなくなってしまう。

こちらの文献によると…
「正月2日に、宝船の絵を枕の下にして寝ると良い初夢が見られると言われています。」
と書かれていました。

こちらの神社では1月2日の夜が正解のようだ。
「良い初夢」といったら「一富士・二鷹・三茄子」
今年はどんな初夢を見られるのだろう？

※詳しくはブログ「郷土玩具の杜」をご覧下さい。
https://folktoys.blog.fc2.com/blog-entry-340.html

入手日：2004年1月1日
掲載されている内容は当時のものです、情報が古い場合がありますのでご了承下さい。