千代田神社のお参りの記録(1回目)
東京都小伝馬町駅

千代田神社は、東京都中央区日本橋小伝馬町に位置する神社で、江戸城内にあった稲荷社が慶長年間（1596-1615）に移転されたことが、神社の名称の由来となっています。

●創建の背景

千代田神社は、もともと江戸城内の千代田村に存在した稲荷社が、地域住民の願いに応じて現在地に移されたことに始まります。このことから、旧地名を冠して「千代田稲荷」と名付けられたと考えられています。

●稲荷諏訪両神社合殿

神社境内には、稲荷諏訪両神社合殿があります。この合殿には、千代田稲荷と諏訪明神が祀られており、神事は神田神社によって管理されています。また、江戸砂子や新編江戸志などの資料にも記されています。

●歴史的な伝承

千代田神社には、太田道灌にまつわる多くの伝承があります。道灌は、かつてこの地に天満宮を造営し、その際に千代田稲荷を遷したとされています。道灌の弟である千代田若狭守が関与したという説もあります。