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銀座出世地蔵尊ではいただけません
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ぎんざしゅっせじぞうそん

銀座出世地蔵尊のお参りの記録(1回目)
東京都銀座駅

投稿日:2024年11月02日(土)
参拝:2024年11月吉日
銀座の賑わいの中にひっそりと佇む「銀座出世地蔵尊」。明治時代の初めに三十間堀から掘り出されました。昭和43年に銀座三越が新築される際に移設されました。

●地蔵尊の二つの伝説

出世地蔵尊には二つの興味深い伝説があります。

●石工の弟子の供養

明治の初め、三十間堀に住んでいた石工の弟子が、自分の親の供養のためにお地蔵様を彫りたいと願っていました。しかし、親方の許可がなければ彫れず、機会を待っていました。ある日、親方が旅に出た隙にお地蔵様を彫り上げたものの、見つかるのが恐ろしい弟子は、それを埋めてしまいました。後に、弟子は夢でお地蔵様の姿を見るようになり、思い切って親方に告げました。親方はお地蔵様を手厚く祀るよう命じ、お堂が建てられました。

●護岸工事の不思議

別の伝説では、石工の弟子が埋めたお地蔵様が、護岸工事の際に何度も同じ場所が壊れることから、掘り起こされたというものです。そのお地蔵様は大切に供養され、最終的には銀座四丁目の空き地に安置されました。

●銀座の歴史と共に

銀座出世地蔵尊が祀られたのは、1873年以降1902年以前と考えられています。1923年の関東大震災や、第二次世界大戦で銀座が焼け野原となる中でも、この地蔵尊は人々の信仰を集め続けました。戦後には道端に置かれていたものの、1968年には銀座三越の屋上に移され、そこから「出世地蔵」と呼ばれるようになりました。

●現在の出世地蔵尊

実際に訪れると、まず目を引くのが大きな分身像。これは彫刻家・岩城信嘉氏の作品で、隣のお堂には本物の出世地蔵菩薩像が安置されています。また、近くには三井財閥の守護社として知られる三囲神社もあります。
参拝は、銀座三越の営業時間内であればいつでも可能。おみくじや寄進のろうそく、出世地蔵尊の根付も購入でき、気軽に立ち寄れる場所です。
銀座出世地蔵尊(東京都)
銀座出世地蔵尊(東京都)
銀座出世地蔵尊(東京都)
銀座出世地蔵尊(東京都)
銀座出世地蔵尊(東京都)
銀座出世地蔵尊(東京都)

すてき

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