すがじんじゃ
須賀神社のお参りの記録一覧(5ページ目)
住宅街の中での静かな神社です。桜の木に囲まれ、日の漏れの中で散歩して清い心になりました。
平の昼にはたまにお参りに来る人がいますよ、学生も、サラリーマンの人もいます。
所在するエリアは、坂の多い四ツ谷です。歩好きな方はたまらないでしょう。坂散歩の本でも散策コースとして紹介されました。
お参り中君の名の階段は何処と聞いて来る外国人何グループもいました。さすがに国内外から来ている聖地巡礼者が多く、住宅街のところにも英語日本語の看板が出ています
《ミックジャギーの神社探訪》【30】
「もしもし?あ、山下さん。歩徒乃さんの件*、有難うございました!」
『おお、鳥居君。これで、例の件*は無かった事やで!』
「あ......はい。よく解らないですけど」
『あ、鳥居君。今度の『神社探訪』やけど、ミックはんが行けんらしいんで、ワイが代わりに行く事になったから、アンタ、どこの神社に行くか決めといてくれへん?』
「え、ジャギーさん、どうしたんですか?」
『なんや、日銭を稼ぐ為に、交通量調査のバイトするらしいで』
「......まったく、あの人、やる気あるんですか?
じゃあ、僕の行きたい神社に行かせてもらいますよ!」
...................................................................................................
...................................................................................................
「山下さん、これですよ!
あの超特大ヒットした映画に登場した階段ですよ!」
「お、お、おお..あ、あれやな..」
「山下さん、観ましたか?」
「ア、アホ!ワイを誰やと思てんねん!
『映画王!山下』やで!ワイに映画を語らせたら、大変な事になるで!超大作やで!」
「そうなんですか!映画王が、あの作品を観てないなんてあり得ないですよね」
「あ、あ、当たり前やろ!」
「ですよね!僕なんか20回以上観ましたからね」
「ワ、ワイは30回以上観たで!」
「そうですか!素晴らしい作品ですよね!」
「ま、まあな..」
「じゃあ、階段を登って神社にご挨拶しましょう」
「せやな」
「いや〰️、感慨深いですね〰️」
「....................」
.......................................................................................
..................................................................
............................
「お、なんや、取り込み中やな..そのベンチに座って待っとこ」
「あ、はい」
「朝から運動するんはええ事やな」
「そうですね」
「あの、山下さんが、あの映画の中で好きなシーンって、どこですか?」
「え?..そ、そ、それは、やっぱり最後に主人公が、あの階段から転げ落ちるシーンは圧巻やったな」
「え............え?」
「え?..あ、アカン、昨日、飲み過ぎや..
違う作品と混ぜてしもた...
あれは『蒲田行進曲』や、スマン!」
「.....山下さん、本当に観たんですよね?」
「あ、当たり前やろ!映画王やで!ワイは!」
「ですよね..
あの、因みに作品のタイトルって..」
「そ、そんなん、あえて言う必要ないやろ..あの映画やで!
強いてタイトルを言えば
『新しい朝が来た!』みたいなタイトルやな!」
「それ、ラジオ体操の歌じゃないですか!
あのオジサン達ですよ!」
「い、いや、解っとるがな..解っとるよ」
「ま、まさか、映画王があの作品を観てないんですか...」
「そんな訳ないやろ!飲み過ぎで記憶が混濁しとるんや...
あっ、『アニマル浜口物語』や!」
「それ、あのオジサンですよ!↑↑↑
あれ『アッハッハッハッハ』って、アニマルさんの真似してる訳じゃないんですよ!
ラジオ体操ですから」
「し、知っとるよ、わざとや..
おっ、終わったみたいやで!お参りしよか」
「あ、はい。山下さん、観てないんじゃないですか..いい歳して、変な見栄張らないでくださいよ」
「アホッ!見栄張っとる訳やないで!ホンマに観たんや!飲み過ぎで、ちょっと思い出せんだけや」
「...そうなんですか?」
「そうやで、アンタ、歳上の人間には敬意を払わんとアカンよ」
「..はあ」
「お参りしたら、頭がスッキリして思い出すはずや」
「お邪魔します」
「お邪魔致します」
「じゃあ、心身をクリーンにしようやないか」
「あ、はい」
「いや、風格ある社殿やな」
「そうですねぇ」
「お邪魔しとります。よろしゅうお願いします」
「宜しくお願い致します!」
「こちらにも、ご挨拶しよか」
「はい」
「お邪魔しとります。よろしゅうお願いします」
「お邪魔しています。宜しくお願い致します!」
「いや、やっぱり、朝一のお参りはええなぁ」
「そうですねぇ..
山下さん、映画のタイトル、思い出しましたか?」
「え?なんや、映画って」
「さっきの話、もう忘れちゃったんですか!まったく鳥みたいな人ですね!」
「え?あ、あぁ、こちらの階段が出てくる映画のタイトルやな..
えっと...アカンわ、やっぱり、昨日の酒がまだ残っとって思い出せんわ..」
「【君の名は。】」
「な、なんや、アンタ、歳上に向かって
『キミ』はないやろ!山下や!」
「いや、映画のタイトルが【君の名は。】ですよ!やっぱり、観てないじゃないですか」
「あ、ああ、そうやった!
【キミノナハ】やったわ、確かに観たで!」
「本当ですか?」
「ホンマに観たわ..
『キミノナハ』やったな..
あ、そう言えば鳥居君、この『神社探訪』、次回で終わりらしいで」
「えっ!」
「ミックはんが言うとったで」
「...い、いきなり最終回..」
【つづく】
*『鳥居クグルの神社日記』【12】と『ミックジャギーの神社探訪』【27】を読んでね!
東京都のおすすめ🎏
最新の限定御朱印情報が届く!
御朱印メルマガを受け取ろう
利用開始をもって利用規約・プライバシーポリシーに
同意したものとみなします。
ホトカミで困ったこと、不具合のご報告はこちらから
お問い合わせ
17
0