あんらくじ|単立|成木山
安楽寺のお参りの記録一覧
8月14日、年に一度の軍荼利明王像ご開帳の日ということで参拝しました。
軍荼利明王像は本堂がある境内から出て東側の軍荼利堂に安置されています。
言い伝えでは行基菩薩の作とされています。撮影禁止の貼り紙はないのですが、畏れ多くてお堂の外から撮影、ライトアップされています。
夕方から護摩供養も行われるようです。
青梅市成木にある真言宗系単立の寺院です。不動明王がご本尊のお寺です。かつては新義真言宗御室派、明治以降は豊山派の道場として、市内の高水山龍學寺常福院や即清寺をはじめ、所沢市周辺まで末寺二十九ケ寺を数える大寺院でした。今も伽藍はその頃の風格をとどめています。
行基が菩薩和銅年間(708~714)に軍荼利明王を彫刻・安置したのが寺の始まりと伝わります。鎌倉時代には源頼朝が帰依し、愛染明王を納め愛染院を建立し、その後、足利尊氏により六つの僧坊が建立されたとのことです。西多摩地区では五日市の大悲願寺と並ぶ真言道場だったようです。
本堂は元禄六年(1693)十一世住職寛晃和尚により再建され、その後、昭和五十年代に修理されました。多摩地区の修行道場だった寺院に見られる、講堂として僧侶が学ぶ空間が広くとられた形式の本堂です。東京都の文化財に指定されています。
本堂の規模に比べると小ぶりに思える鐘楼には、享保十六年(1731)鋳造の銅鐘がかかります。
宝暦六年(1756)造立の経蔵と呼ばれるお堂です。江戸時代の記録には宝篋印塔とも出てきます。源頼朝が納めた愛染明王像はこちらに安置されているようです。
奥多摩新四国霊場札所の弘法大師像が安置されている大師堂です。
奥多摩新四国霊場第三十八番札所、多摩新四国霊場第四十五番札所に指定されています。
市内一の大木の一つと言われる杉の巨木です。寺の近くには桃の木もたくさん植えられ、春には多くの人でにぎわいます。
本堂のある境内を出て東側にある軍荼利堂の仁王門です。
仁王様は向かって右側の阿形像は金剛力士ではなさそうな、不思議なお姿をされています。
向かって左側は金剛力士の吽形像で間違いなさそうです。
行基菩薩の作と伝わる、軍荼利明王像が安置されています。8月14日に御開帳されるようです。
弁才天がお祀りされる弁天社です。橋は渡れなさそうで、池の周りからお参りするようです。
軍荼利堂の裏手には、由来は不明ですが、御犬様が祀られています。
軍荼利堂のさらに東側には鎮守のお社と思われる神社が鎮座しています。
大きなお寺ですが、看板もあまり出ていないので、車の方はカーナビを設定された方が迷わないと思います。バスはJR青梅線東青梅駅から日中は1時間に1本程度出ています。
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