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雲慶院のお参りの記録一覧

昨年2月に近所の火災の延焼により、本堂、庫裡が全焼してしまいましたが、ようやく仮設の礼拝所が建ちました。再建に向けての第一歩という感じです。
地域のだるま市のお祭りに合わせて、手を合わせてきました。近隣の関係の深いお堂も合わせてお参りしました。

西国三十三観音の写しの木像と、阿弥陀如来をお祀りした観音堂、鐘楼だけが残された状態でした。

雲慶院から軍畑駅方面に5分ほど歩いた場所に、沢井薬師堂というお堂があります。1月9日にだるま市が開かれていました。お堂は寛保二年(1742)に再建され、明治時代までは、雲慶院の境外仏堂だったようです。東京の地酒として知られる澤乃井の小澤酒造のご先祖に当たる小澤太兵衛氏が再建の開基となったそうです。小澤家は代々、雲慶院の檀家総代も勤められています。

御本尊の薬師三尊像が御開帳されていました。前を流れる多摩川から引き揚げられたといういわれがあります。

こちらは雲慶院から多摩川を渡った対岸にある寒山寺の本堂です。小澤酒造の敷地内にあり、売店や休憩所から吊り橋を渡ったところにあります。

明治十八年に書家、田口米舫氏が中国蘇州の寒山寺を訪れ、主僧の祖信師からこちらの釈迦如来像と大日本寒山寺の建立を託されたそうです。
昭和5年に小澤酒造の当主の協力もあり、敷地内に本堂が建立され、釈迦如来像がお祀りされたそうです。

鐘楼の鐘ははどなたでも自由に撞くことができます。

天正14年、天寧寺六世住職、九山整重による開山、野村豊後守高貞による開基の曹洞宗寺院です。ご本尊は釈迦如来です。
奥多摩新四国の七十一番札所となっています。
令和3年2月23日の近隣住居の火災が飛び火し、本堂、庫裡が全焼してしまいました。ご住職ご家族が無事、またご本尊も搬出されたということで安堵しています。
ただ、かやぶき屋根と花頭窓が趣のある、いかにも山のふもとの禅寺というただずまいの本堂の焼失はとても残念です。
以前、写真を撮った覚えもあるのですが、デジカメのデータからは見つからず、ネットの画像検索で在りし日を偲んでいます。
必ず再興すると信じ、願っています。

火災の延焼を免れた鐘楼です。
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