むさしみたけじんじゃ
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武蔵御嶽神社ではいただけません
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武蔵御嶽神社のお参りの記録(1回目)
投稿日:2021年06月14日(月)
参拝:2021年5月吉日
武蔵御嶽神社は、青梅市の武蔵御嶽山山頂にある神社。式内論社で、旧社格は府社。祭神は櫛真智命(くしまちのみこと)。
社伝によると、創建は第10代崇神天皇7年(紀元前91年)、武渟川別命(たけぬなかわわけのみこと)が東方十二道平定の際、大己貴命と少彦名命を祀ったのが始まり。奈良時代の736年、僧・行基が東国鎮護を祈願し蔵王権現の像を安置した。平安時代の927年の『延喜式神名帳』に「武蔵国多磨郡 大麻止乃豆乃天神社」と記載があり、当社がその論社の一つとなっている。
中世以降は山岳信仰が興隆し、関東の修験の中心となった。特に鎌倉時代には「金峯山御嶽蔵王権現(きんぷせんみたけざおうごんげん)」として武将から信仰され、多くの武具が奉納された(畠山重忠が奉納した赤糸威鎧 兜・大袖付、鎌倉時代作の円文螺鈿鏡鞍一具(鞍、鐙、轡、鞦)は国宝)。その後戦火で荒廃するも、1234年に大中臣国兼が中興、1359年に足利基氏が社殿修築、1511年に三田弾正忠平氏宗が社殿を建立した。
徳川家康が関東に入ると、1590年に朱印地30石を寄進され、1606年に家康の命により江戸の「西の護り」として南向き社殿を東向きに改めた。現在の幣殿・拝殿は5代将軍・徳川綱吉が造営した。江戸時代中期、庶民の間で寺社詣でが流行し、御嶽信仰が関東一円に広がった。
明治時代に入り、それまでの「御嶽蔵王権現」という名称を「御嶽神社」に改称し、昭和の戦後、「武蔵御嶽神社」と改めた。
当社は、武蔵御嶽山の山頂にあり、公共交通機関だとJR青梅線・御嶽駅からバスで10分、滝本駅から御岳登山ケーブルカーで6分、その後徒歩で30分ぐらい。クルマやバイクだと滝本駅の駐車場に止める。ケーブルカーの後の徒歩は距離1kmぐらいで前半は森林の中の整備された道だが、後半は不連続の階段が330段続き、最後社殿のある標高929mの山頂に到達する。
今回は、武蔵国の式内社(論社あわせて91社)巡りの最後の一社(91社目)として参拝。参拝時は週末の昼ごろで、ケーブルカー(定員115名)が半分ぐらい埋まるぐらいのけっこうな人出だった。
※『御岳山社頭来由記』によると、日本武尊が東征の際御嶽山中で迷ったところ、御嶽大神の使いの白狼が現れ軍を導いたとのこと。このため、当社では狼を大口真神(おいぬ様)として祀っており、愛犬を連れた参拝客も多くいる。
社伝によると、創建は第10代崇神天皇7年(紀元前91年)、武渟川別命(たけぬなかわわけのみこと)が東方十二道平定の際、大己貴命と少彦名命を祀ったのが始まり。奈良時代の736年、僧・行基が東国鎮護を祈願し蔵王権現の像を安置した。平安時代の927年の『延喜式神名帳』に「武蔵国多磨郡 大麻止乃豆乃天神社」と記載があり、当社がその論社の一つとなっている。
中世以降は山岳信仰が興隆し、関東の修験の中心となった。特に鎌倉時代には「金峯山御嶽蔵王権現(きんぷせんみたけざおうごんげん)」として武将から信仰され、多くの武具が奉納された(畠山重忠が奉納した赤糸威鎧 兜・大袖付、鎌倉時代作の円文螺鈿鏡鞍一具(鞍、鐙、轡、鞦)は国宝)。その後戦火で荒廃するも、1234年に大中臣国兼が中興、1359年に足利基氏が社殿修築、1511年に三田弾正忠平氏宗が社殿を建立した。
徳川家康が関東に入ると、1590年に朱印地30石を寄進され、1606年に家康の命により江戸の「西の護り」として南向き社殿を東向きに改めた。現在の幣殿・拝殿は5代将軍・徳川綱吉が造営した。江戸時代中期、庶民の間で寺社詣でが流行し、御嶽信仰が関東一円に広がった。
明治時代に入り、それまでの「御嶽蔵王権現」という名称を「御嶽神社」に改称し、昭和の戦後、「武蔵御嶽神社」と改めた。
当社は、武蔵御嶽山の山頂にあり、公共交通機関だとJR青梅線・御嶽駅からバスで10分、滝本駅から御岳登山ケーブルカーで6分、その後徒歩で30分ぐらい。クルマやバイクだと滝本駅の駐車場に止める。ケーブルカーの後の徒歩は距離1kmぐらいで前半は森林の中の整備された道だが、後半は不連続の階段が330段続き、最後社殿のある標高929mの山頂に到達する。
今回は、武蔵国の式内社(論社あわせて91社)巡りの最後の一社(91社目)として参拝。参拝時は週末の昼ごろで、ケーブルカー(定員115名)が半分ぐらい埋まるぐらいのけっこうな人出だった。
※『御岳山社頭来由記』によると、日本武尊が東征の際御嶽山中で迷ったところ、御嶽大神の使いの白狼が現れ軍を導いたとのこと。このため、当社では狼を大口真神(おいぬ様)として祀っており、愛犬を連れた参拝客も多くいる。
大きな通り(都道45号線)にある武蔵御嶽神社入口の<一の鳥居>。ちゃんと<社号標>もある。ここから<二の鳥居>がある御嶽登山ケーブルカー・滝本駅までは2km弱ある。
こちらが御嶽登山ケーブルカー・滝本駅。JR御嶽駅からは約3km、徒歩45分とのこと。
うしろの山にある切れ目がケーブルカーの軌道。手前は有料駐車場。
うしろの山にある切れ目がケーブルカーの軌道。手前は有料駐車場。
滝本駅の券売所付近から見える<二の鳥居>。ケーブルカーを使わず、自分の脚で行く人はこちらから。徒歩60分とのこと。
御嶽登山ケーブルカーは1927年開業。麓の滝本駅と山上の御岳山駅の間、約1km、高低差420mを乗車時間6分で結ぶ。1時間に2、3本動いている。
御岳山駅に到着。こちらがケーブルカーの車両。2008年に導入された3代目。
御岳山駅を出て左手に進むと、参道が始まる。看板によると、武蔵御嶽神社まではここから徒歩30分とある。けっこう遠いのかな?
ちょっと進むと何番目と数えるか分からないが、自分の中では<2.5の鳥居>。
やがて林を通る。空気が美味しくて気持ちが良い。この先の右手に<東京都御嶽ビジターセンター>がある。
途中の崖上にある<御岳の神代ケヤキ>。日本武尊の東征の時からあった木とされ、幹の太さが8m以上あるとのこと。国指定の天然記念物。
途中、商店や旅館が立ち並ぶ場所も通る。
いよいよ<三の鳥居>と<随神門>が現れる。
鳥居の手前左側にある<手水舎>。
鳥居をくぐって左側、手水舎の上にある<疱瘡社>。山末大主神を祀る。
<隋神門>を見上げる。
隋神門をくぐったところにある<稲荷社>。倉稲魂神をまつる。
もう一つ、<三柱社>。大歳神、御歳神、大山咋神を祀る。
隋神門をくぐると、参道は左方向に進む。参道周辺には、おびただしい数の参詣碑が立ち並び、いずれも大きくて立派。古くから多くの人々に篤く信仰されてきたことが分かる。
Google Mapによると、青銅鳥居のあるこの階段を<霧の御坂>というらしい。
最後、参道が右に90度曲がると、社殿が見えてくる。(ここまでの所要時間は自分の脚で23分。およそ案内の通り。)
朱塗りの建物と唐破風向拝の極彩色の彫刻が色鮮やかな<拝殿>。五間社入母屋造。
足長・筋肉質の大きな青銅狛犬。
拝殿正面。
拝殿全景。拝殿前広場が広くないので、広角レンズを使わずに全てを画角に収めることは不可能...涙
拝殿に向かって左側にある授与所。御朱印はこちら。
授与所の建物にくっついている<大口真神社遙拝所>兼<愛犬祈願所>。
本殿の左側にある<二柱社>(左)と<八柱社>(右)。<二柱社>は伊邪那岐命と伊邪那美命を祀る。<八柱社>は、八幡社、八雲社、月乃社、八神社、春日社、○養社(こがいしゃ;○は蚕の字の上の天の字が神)、●摩社(いかずりしゃ;●は座の字の左側の人の字が口)、國造社を祀る。祭神が複数ある神社もあるので、いろんな神社が合祀されたものらしい。
<御嶽蔵王大権現命柱>と書かれた<触拝所>。
左奥に進むと、まず<北野社>。菅原道真公を祀る。
段を上がって<巨福社(こふくしゃ)>。埴山比女神を祀る。(写真右側は<北野社>)。
巨福社と向かい合って建つ<大口真神社(おおぐちまがみしゃ)>。大口真神を祀る。日本武尊が東征の際、御嶽山中で道に迷い、狼に難を救われたが、その狼を「おいぬさま」として祀っている。
大口真神社の左側の奥にある<奥宮遙拝所>。奥宮は、奥に見える山の頂近くにあるらしい。
ここから本殿左側の境内社を参拝して廻る。こちらは<皇御孫命社(すめみまのみことしゃ)>。日本皇室の祖・天瓊々杵命を祀る。
皇御孫命社の奥にある<東照社>。徳川家康公を祀る。
武蔵御嶽神社の<本殿>。明治時代1877年造営、一間社神明造。内陣に秘仏の蔵王権現を祀っており、12年に一度、酉年式年大祭で御開帳されるとのこと。
本殿右側奥にある<常盤堅磐陸(ときわかきわしゃ)>。桃山様式の一間社流造、黒漆塗。明治時代に武蔵御嶽神社本殿建て替えの際の仮本殿。現在は摂社。1979年の大風被害で1983年に修理。
本殿の真裏にある<神明社>。天照皇大御神と豊受比賣神を祀る。
拝殿前まで戻って来て、拝殿からの眺め。木々が視界を遮って、さほど眺めは良くない。下の段の右側には<寺務所>、左側には<宝物館>がある。
社殿を後にして来た道を戻ると、ケーブルカーの御岳山駅からはこんな良い眺め。ケーブルカーの出発時間までゆっくり堪能~♪
すてき
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惣一郎1269投稿
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