正一位岩走神社のお参りの記録一覧

東京都 武蔵増戸駅

　仁平２年(１１５２)に信濃国伊那郡から移住した１２名の石工が当地を開拓、進行する戸隠神社の奥社の天手力男命（あめのたぢからのおのみこと）の御分霊を勧請して創建したと伝わります。

　寛政六年（１７９４）光格天皇の勅許により、正一位の神階を許されたといわれています。

　現在の社殿は明治二十二年（１８８９）の再建とのことです。御神体は馬頭観世音菩薩で現在は秘仏となっています。江戸時代までは、大悲願寺の住職が導師となり、大般若経典の転読法要が修されたと伝わり、神仏習合の神社だったと思われます。

社号の岩走は、近くを流れる秋川が岩盤の上を走るように流れていることにちなんで、名付けられたと伝わります。伊奈という地名は、この地を開拓した祖先が信濃の国、伊那郡から移り住んだという伝説がもとになっているそうです。

初穂料三百円です。

鳥居

拝殿　賽銭箱がありません。