熊野神社

東京都 武蔵引田駅

　詳しい創建の由来などは寛文年間（１６６１～７２）の火災で記録が失われてしまい不明ですが、五百年ほど前に紀州熊野に参詣した村人が、御分靈をお祀りして創建したと言い伝えられています。

　この地に館を構えていた志村景元という人物は甲斐武田氏の家臣、山県昌景に仕えていましたが、武田家滅亡後、小田原北条家に仕えて、豊臣氏による小田原攻めの時に八王子城に籠城し、落城した時に自害した悲劇の武将と言い伝えられています。馬術が巧みな武将だったとも言い伝えられています。

　境内は地域の集会所にもなっているので、車を停めるスペースもあるようですが、狭い道から鳥居をくぐって境内に入ることになるので、大きな車だと駐車が難しそうです。

　普段は無人の神社のようで、御朱印の授与は確認できませんでした。