御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
四天王寺聖徳太子1400年限定御朱印大バナー2024年6月
題経寺(柴又帝釈天)ではいただけません
広告

だいきょうじ(しばまたたいしゃくてん)

題経寺(柴又帝釈天)のお参りの記録(1回目)
東京都柴又駅

投稿日:2021年08月16日(月)
参拝:2020年7月吉日
題経寺(だいきょうじ)は、東京都葛飾区にある日蓮宗の寺院。山号は経栄山(きょうえいざん)。本尊は大曼荼羅。一般には「柴又帝釈天(しばまたたいしゃくてん)」と呼ばれる。昭和の映画『男はつらいよ』にもよく出てくることで知られる。

創建は江戸時代初期の1629年、開山は中山法華経寺(千葉県市川市)の19世・禅那院日忠とされている。ただ、境内の釈迦堂(開山堂)には日忠の弟子・題経院日栄の木造が安置されていることから、実質的な開山は日栄とされている。中興の祖は9世の享貞院日敬(こうていいんにっきょう)で、1779年に一時行方不明であった宗祖日蓮自ら刻んだ帝釈天の板本尊を発見(当日が庚申の日で、爾後縁日の日とした)し、1783年の天明の大飢饉の際にこれを背負って江戸中を歩き、人々に拝ませたところ不思議な効験があり、以後柴又帝釈天の信仰が広がったという。この頃から門前町が形成され、現存する川魚料理の老舗はこの頃の創業と伝わる。

当寺は、京成金町線・柴又駅の北東300mの住宅地の中にあって、駅から境内までの参道には今でも門前町が広がっている。境内の東方300mには江戸川が流れ、矢切の渡し(東京側)や菖蒲池がある。また近隣には「葛飾柴又寅さん記念館」があり、これらセットにして観光地のようになっている。境内はちょっと広めの普通の寺院で、信仰の歴史がある分、見どころも多い。

今回は、東京を代表する有名寺院として参拝することに。参拝時は週末の午後で、天気が悪く急な雨にも降られたが、やはり人気の観光地だけあって、参拝者はけっこうな人数がいた。

※日蓮宗寺院に参拝する場合には、<御首題帳>を持参して御首題を拝受することにしているが、柴又帝釈天が日蓮宗とは知らず、<御朱印帳>を持参してしまったため御首題を拝受しなかった。要再参拝...
題経寺(柴又帝釈天)の周辺
柴又帝釈天を、お寺の有料駐車場から始めるのはつまらないので、京成金町駅からスタート。
題経寺(柴又帝釈天)の像
駅前には<寅さん>とその妹<さくら>の像。
題経寺(柴又帝釈天)の建物その他
<帝釈天参道>の入口。ここで雨がぱらつきはじめる...
題経寺(柴又帝釈天)の周辺
少し進むと右側に<柴又観光案内所>。元は米屋の建物みたい。ゆるい寅さん像が良い感じ。
題経寺(柴又帝釈天)の建物その他
ゆるい寅さん像の対面には<御首題>が刻まれた石碑が。ここでやっと柴又帝釈天が日蓮宗であることに気付く。御首題帳を忘れた...涙
題経寺(柴又帝釈天)の周辺
<帝釈天参道>は、途中柴又街道(都道307号線)が横切る。雨が本振りになってきたが、参道には多くの人が歩いている。
題経寺(柴又帝釈天)の周辺
参道右手にある、草団子の「とらや」。
題経寺(柴又帝釈天)の周辺
参道の左手にある、川魚料理の「川千家」。創業250年になる老舗で、鰻と鯉が看板料理。
題経寺(柴又帝釈天)の建物その他
いよいよ<二天門>が見えてきたが、雨が激しさを増す。
題経寺(柴又帝釈天)の山門
境内入口の<二天門>と<寺号標>。<二天門>は明治時代1896年の建立。入母屋造瓦葺の二階建ての楼門で、屋根には唐破風と千鳥破風を付す。初層左右に増長天と広目天の二天を安置しているため<二天門>という。雨のおかげで人が写り込まず。
題経寺(柴又帝釈天)の本殿
二天門で雨宿りをしながら、参道正面の<帝釈堂>を望む。境内の見た目の広がりはこの2倍ぐらい。
題経寺(柴又帝釈天)(東京都)
参道の左手に<浄行菩薩像>と<常香炉>、その後ろに<御神水>が見える。
題経寺(柴又帝釈天)の仏像
日蓮宗寺院には必ずある<浄行菩薩像>。像を水で洗い清め、一心に祈願することで身体の煩悩が消え去ると信じられている。
題経寺(柴又帝釈天)の建物その他
当寺創建時から湧き出していたという<御神水>。
題経寺(柴又帝釈天)(東京都)
いよいよ<帝釈堂>に向かう。<帝釈堂>は手前の拝殿と奥の内殿から成り、ともに入母屋造瓦葺で、拝殿屋根には唐破風と千鳥破風を付す。拝殿は1929年、内殿は1915年の建立。内殿には帝釈天の板本尊を安置し、左右に持国天と多聞天を安置している。
題経寺(柴又帝釈天)の本殿
日蓮宗寺院では祖師堂が<本堂>にあたるが、当寺では<帝釈堂>が本堂の位置にある。
題経寺(柴又帝釈天)の建物その他
水屋から見た、二天門の左側。写真の左端は<南大門>、中央は<おみくじ所>と<御焚き上げ処>、右端は<福聚殿(授与所)>。
題経寺(柴又帝釈天)の山門
水屋から見た<二天門>(左)と<大鐘楼>(右)。
題経寺(柴又帝釈天)の建物その他
水屋から見た、帝釈堂前の<松>。当寺創建時から<御神水>とともに存在していたとされ、<瑞龍の松>と呼ばれる。それにしても、素晴らしい枝ぶり。見事!
題経寺(柴又帝釈天)の建物その他
<帝釈堂>とその右側にある<祖師堂>は渡り廊下で繋がっている。奥が彫刻ギャラリー、大客殿、庭園(邃溪園)などの有料エリア。今回は悪天候なのでパス。
題経寺(柴又帝釈天)の本殿
こちらが<祖師堂>。帝釈堂と同様、入母屋造瓦葺の拝殿と内殿が前後に並んで建っている。本尊は大曼荼羅。
題経寺(柴又帝釈天)の建物その他
<祖師堂>正面。当寺の山号<経榮山>と書かれた扁額。
題経寺(柴又帝釈天)の本殿
祖師堂の右隣にある<釈迦堂>。江戸時代1800年頃に建立された、当寺最古の建物。奈良時代作という釈迦如来立像と、開山・日栄、中興の祖・日敬の木造を安置する。
題経寺(柴又帝釈天)の仏像
釈迦堂の右側に屋根付き露座で安置されている<観音菩薩像>。室町時代の富士山本宮浅間大社大宮司・浅間親時が奉納したもので、元は富士山頂にあったが、明治の廃仏毀釈で下山仏となった。

すてき

みんなのコメント0件)

ログインしてください

ログイン無料登録すると、投稿へコメントできます。

投稿者のプロフィール

惣一郎さんのプロフィール画像

惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

惣一郎さんの投稿をもっと見る

ホトカミ見ました! で広がるご縁

ホトカミを見てお参りされた際は、
もし話す機会があれば住職さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
住職さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、ホトカミ無料公式登録して、情報を発信しようという気持ちになるかもしれませんし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。
題経寺(柴又帝釈天)の投稿をもっと見る179件
コメント
お問い合わせ