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ひでどらごん
2024年09月16日(月)
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東京都葛飾区東立石に位置する喜多向観音は、奥戸街道沿い、本奥戸橋の手前右手にあります。この観音像は、寛保元年(1741年)に建立されました。
喜多向観音の由来は、南蔵院の尼僧である妙本尼に由来します。妙本尼は、金龍山浅草寺を深く信仰し、千日詣を行うことで大願を叶えました。満願の日、彼女の枕頭に金色に輝く観世音菩薩の姿が現れ、彼女の願いが叶うことを告げたとされています。その後、彼女はその感謝の気持ちを込めて喜多向観音を建立しました。
喜多向観音の像は舟型光背の聖観音像で、優れた材質の石が使用されています。建設当初から、観音像は「奉造立浅草観世音尊一千日詣結願廻向所」と刻まれており、千日の願いが叶う観音像として信仰されています。
この観音像は、江戸時代の柴又帝釈天への参詣ルートに沿っており、かつては奥戸の渡しが人々を運んでいました。また、京成立石駅からアーケード商店街の立石通りを抜けて奥戸街道に出ると、現在も多くの参拝者で賑わいます。特に毎月7のつく日は縁日として、多くの人々が訪れ、提灯や花で装飾された堂宇の周りは賑やかな雰囲気に包まれます。
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