地福寺

東京都 十条駅

正式名： 十條山東光院地福寺
東京都北区中十条にある真言宗智山派の寺院。
康平年間（1058～1065）、仁和寺の僧・経邦によって開山と伝えられる。
鎌倉時代には北条氏より公田を賜り、寛政年間には徳川幕府より十二石の領地朱印状を賜る。
江戸時代、当寺の正面の道が日光御成道だったこともあり、徳川将軍の日光社参時には休憩所としても使われた。
また、江戸時代には武士の師弟を教育する権威のある寺子屋を開いていたが、明治5年頃より一般の子弟に対しても広く教育の門戸を開放した。
住職不在時代や明治時代の廃仏毀釈を経て、多くの境内地と寺宝什物等を消失。
昭和20年の東京大空襲で山門と水屋以外が灰燼に帰す。
のち、昭和31年に仮本堂と庫裏を建立、昭和49年に現本堂を建立した。

十條山 地福寺(じふくじ, 真言宗 智山派, 康平年間1058年〜1065年)
本堂, 経邦が開山, 本尊は薬師如来

参拝記録