摠禅寺のお参りの記録(1回目)
東京都新庚申塚駅

東京都豊島区に位置する總禪寺は、曹洞宗に属し「松龍山」と号します。この寺院は、寛永元年（1624年）に日山宗春によって湯島に創建されましたが、天和3年（1683年）に駒込千駄木へと移転しました。

●赤門の由来と意義

移転時、5代将軍徳川綱吉から赤門を許可されたことから、「赤門寺」とも呼ばれるようになりました。この赤門は、江戸時代の名所として広く知られています。

●明治以降の変遷

明治30年（1897年）には現在地に移転し、昭和20年（1945年）には戦災によって本堂が焼失しました。戦後は、寺子屋を開くなど地域貢献を行いながら再建が進められ、1970年（昭和45年）には山門が再建されました。

●文化的背景と墓地

總禪寺の墓地には、著名な人物が埋葬されています。特に手塚治虫の曾祖父である手塚良仙や、落語家の初代三遊亭圓歌などがその名を刻んでいます。