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しゃくじいひかわじんじゃ

石神井氷川神社のお参りの記録(8回目)
東京都上石神井駅

投稿日:2025年09月05日(金) 06時17分54秒
参拝:2025年7月吉日
石神井氷川神社に参拝しました。参拝という行為は、単に神前に立つという動作にとどまらず、その背後には「時間的な余裕」があることをも意味します。しかし、その「余裕」が必ずしも心の充足に直結するとは限りません。これまでの経験を振り返ると、確かに参拝はしたものの、その後に予定が控えているなどの理由で、所作だけを一通り済ませてしまい、心の中に何も残らなかったことがありました。そのような参拝は、まるで時間を浪費しているかのように感じられます。参拝の本質は、心を込めて祈りを捧げることにあります。そうでなければ、「スタンプラリー」にすら及ばず、ただ形をなぞるだけの空虚な行為になってしまうでしょう。

その反省を胸に、この日は自分なりの「攻略法」を意識し、まずは境内をゆっくりと歩くことから始めました。足取りを急がず、意識的に呼吸を整え、境内の空気感を肌で受けとめながら心を落ち着ける。そうして歩を進めていくと、やがて自然に祈りの姿勢が整い、参拝の一瞬がより深みを帯びてきます。

参拝の折にも、可能な限り摂社ひとつひとつに礼を尽くすことにしていますが、その際に「ここにはどのような神様が祀られているのか」と思いを巡らすと、不思議と参拝の価値が高まっていきます。単に礼を尽くすのではなく、祭神の由来や分霊元の社のことを頭の中で描くと、祈りが歴史や土地とつながり、そこに意味が生まれるのです。

こちらの石神井氷川神社にも、稲荷社・須賀社・三島社・御嶽社・八幡社・三峯社・阿夫利社・浅間社・榛名社と、多くの摂社が祀られていましす。それぞれに祈りを捧げるたび、全国の名だたる神社や霊峰が頭に浮かびます。特に榛名神社については、個人的な思い入れがあります。群馬県で行われるマラソン大会に参加した際、大きな鳥居を目にしたことが何度かありましたが、実際に鳥居をくぐって参拝した経験はまだありません。送迎バスの中からその大きさに驚くだけでした。その鳥居の姿はただの風景ではなく、心に残る「いつか訪れたい場所」として記憶に刻まれています。榛名山登頂と合わせて参拝することで、その地に根ざした信仰の深さを肌で感じたい――この氷川神社で榛名社に手を合わせるうちに、その気持ちは一層強まりました。

参拝とは、ただ一度の祈りではなく、心に積み重ねていく体験であり、やがて新たな行き先や縁へとつながっていく営みでもある。そのことを改めて実感できた一日でした。
石神井氷川神社(東京都)
石神井氷川神社(東京都)
石神井氷川神社(東京都)
石神井氷川神社(東京都)
石神井氷川神社(東京都)

すてき

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