かめづかいなりじんじゃ
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楽しみ方亀塚稲荷神社のお参りの記録一覧

東京都港区三田四丁目にある稲荷神社。
祭神は宇迦御魂命で、亀の形をした石を神体としている。
伝承によると、太田道灌が当地に物見台を造った際に建立したという。
境内には「弥陀種子板碑」5基が立つ。中世の関東地方に多く見られる阿弥陀信仰に基づく供養石塔で、秩父青石(緑泥片岩)製である。

























亀塚稲荷神社は、東京都港区三田にひっそりと鎮座しています。最寄り駅はJR田町駅または都営地下鉄三田駅で、そこから徒歩10分ほど。喧騒を離れ、歴史を感じさせる聖坂の途中に位置し、気をつけて歩いていないと見過ごしてしまいそうな、静かな佇まいのお稲荷様です。
境内はこぢんまりとしていますが、丹精込めて手入れされた植栽が豊かで、氏子や地域の方々が日々自然に心を寄せ、丁寧に守っていることが伝わってきます。四季折々に変化する緑や花々が、神社の静けさと調和しており、訪れる人の心を穏やかにしてくれます。
周囲には高層ビルやマンションが立ち並び、まさに都会の真ん中といった雰囲気ですが、そんな中にあってこの神社は、まるで身を小さくし、時間の流れから一歩距離を置いたかのように静かに佇んでいます。その姿は、都市に取り込まれずに残る貴重な「空白」とも言える存在であり、訪れる人にとっての癒しの空間となっています。
創建については、室町時代の武将である太田道灌が関わったという伝承が残されています。確たる史料は少ないものの、長い歴史を感じさせる社殿の佇まいや、社名に残る「亀塚」という地名からも、古くからこの地に人々の信仰が根付いていたことがうかがえます。
神社の前を通る聖坂は、三田の古い町並みを色濃く残す坂道の一つで、知る人ぞ知る存在です。国道1号線(桜田通り)と国道15号線(第一京浜)という幹線道路に挟まれており、意識して通らないと気づかないような位置関係にあります。それでも、かつての道筋や土地の記憶を今に伝えるこの坂道と神社の取り合わせは、港区という都市の中にあって、どこか懐かしさを感じさせてくれます。
規模こそ小さいものの、歴史と静謐な空気に包まれた、まさに「知る人ぞ知る」稲荷神社です。都会の喧騒の中にある小さな祠を訪ねて、時間の流れをゆっくりと感じてみるのも良いかもしれません。

田町駅または三田駅から聖坂を登る途中のマンション敷地にあり、お参りしました。
泉岳寺駅から徒歩では国道を三田方面へ行き、途中の御田八幡神社をお参りして社殿左手の階段を登って亀塚公園をぬけると聖坂に出ますので、右へ下ると到着します。
マンション内に社務所があります。訪ねた際は御朱印は頂けませんでした。

鳥居とお社です。

狛犬さまです。

狛犬さま。椿が綺麗でした。

港区指定文化財の石碑が境内にあります。

文化財の説明書きです。

こちらへの参拝は本当に久しぶりとなりました。前回足を運んでから随分と時間が経ってしまったため、道順の記憶も薄れてしまい、最初はどこにあるのか分からずに戸惑いました。三田駅の方から来た場合には「たしか左手にあったはず」と思い込んで探していたのですが、どうにもそれらしい姿が見当たりません。しばらく行き来して首をひねっていたところ、近隣に設置されている案内地図に目がとまり、改めて確認すると、実際には右手側にあることが判明しました。思い込みとは恐ろしいものだと、少し苦笑いをしつつ足を進めました。
そうして無事にたどり着いた社は、ひとまず安堵の気持ちに包まれます。境内に一歩入ると、目に飛び込んでくるのは、いかにも稲荷神社らしい赤い鳥居や社殿。見慣れた構えではあるのですが、ただの「ありふれた姿」で片付けることはできません。石造物の風合いや、社殿の木材に刻まれた時の重み、そして静かに積み重ねられてきた人々の祈りの痕跡が、さりげなく境内のあちこちに息づいています。決して大きな神社ではありませんが、古くからこの地に鎮座し、町の人々に寄り添ってきた存在感をしみじみと感じさせられました。








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