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おおたひめいなりじんじゃ

太田姫稲荷神社のお参りの記録(1回目)
東京都新御茶ノ水駅

投稿日:2025年01月25日(土) 09時55分05秒
参拝:2025年1月吉日
太田姫神社は、江戸城を築いた戦国武将・太田道灌に深く縁のある神社です。その起源は1457年(長禄元年)、太田道灌の娘が重い天然痘(疱瘡)を患ったことにあります。当時、京に鎮座していた「一口稲荷神社(いもあらいいなり)」が天然痘平癒に霊験あらたかであると聞いた道灌は、分霊を江戸城内に勧請して祀りました。これが現在の太田姫神社の始まりです。

● 天然痘平癒の信仰と「いもあらい」の由来
「いもあらい」という地名の由来には、天然痘平癒を祈願して霊水で患部を洗い清めたことが関係していると伝えられています。「ゑも(潰瘍や膿の意)」を洗う=「いもあらい」という呼称が地名や神社の信仰に根付いていきました。道灌の娘が病から回復したことで、この神社は江戸市民からも厚い信仰を集めるようになりました。

● 社殿の移転と現在の場所
もともと江戸城内に祀られていた一口稲荷神社は、城の鬼門を護る存在として神田川沿いの神田駿河台へと移され、その後、大正期の鉄道工事を契機に現在の場所(三井住友海上火災本社ビル西側)に社殿が移転しました。昭和3年(1928年)に再建された現在の神社は、当時の伝統を受け継いでいます。

太田姫神社と御利益
● 風邪や咳封じの守護神
江戸時代から明治・大正にかけて、太田姫神社は「風邪咳封じ」の御守として多くの人々に信仰されてきました。社伝に残る古い判木を用いた御神札は、当時の町々に広く流布されており、現代でもその歴史的価値が伝えられています。また、咳や風邪のまじないには、供物として里芋を捧げたため「芋稲荷」とも呼ばれていました。

● 太田姫命と狐の伝説
太田姫神社の名称にある「太田姫」とは、太田道灌の娘を指すものではなく、「太田姫命」という神様の名前です。伝説によると、狐の姿をした太田姫命が道灌のもとに現れ、御告げをしたとされています。
太田姫稲荷神社(東京都)
太田姫稲荷神社(東京都)
太田姫稲荷神社(東京都)
太田姫稲荷神社(東京都)
太田姫稲荷神社(東京都)
太田姫稲荷神社(東京都)
太田姫稲荷神社(東京都)
太田姫稲荷神社(東京都)
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太田姫稲荷神社(東京都)

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