かとりじんじゃ
香取神社のお参りの記録一覧
東小松川香取神社
江戸川区中央にある香取神社です。東小松川香取神社は、建治3年(1277)の勧請といわれ、東小松川村の鎮守として祀られていたといい、太平洋戦争終戦まで村社に列格していました。
祭神 経津主命
相殿 大国主神、武甕槌神、大宮比売神
末社 日枝神社、稲荷神社、水神社
手水舎
社務所
神輿庫
拝殿
本殿
末社
日枝神社
初めて立ち寄りお詣りさせていただきました。閑静な住宅街に鎮座しており、心静かにお詣りすることができました。
石碑です。
鳥居です。
手水舎です。
本殿です。
《ミックジャギーの神社探訪 3》【鳥居クグル、神社アイドル化計画】の巻
........
........
「よお!鳥居君、お待たせ!」
「あ、どうも、ジャギーさん。
今日は、なんでリモートじゃないんですか?」
「いや、今日はキミに渡すものがあるからね」
「え?何ですか」
「コレだよ、コレ、はい!」
「え...
何ですか、これ?...え、契約書?」
「それは、キミが所属する事になる
我が【ジャギーズ事務所】の契約書だよ!」
「え.....ジャギーズ..事務所?」
「そうだよ!これからキミを【神社アイドル】として売り出すんだよ!」
「................いやですよ」
「いや、大丈夫、大丈夫!
俺に任せとけば大丈夫だから!
後で約款読んでサインしといてよ!
よし!さっそく、ジャギーズ事務所の成功を祈ってお詣りしよう!」
「い、いや、ジャギーさん。ボク、絶対やりませんよ!
あと、さっきから、あの男の人がずっと拝殿で手を合わせてるんで、あの方が済んでからにしましょうよ」
「え?...
なんだ、あの人...
サムライみたいな格好してるな..
しょうがない..
じゃあ、ちょっと待っとこうか」
........
........
【15分後】
「ジャギーさん、あの方、長いですね..」
「ああ、やけに気合い入ってるなぁ」
「あ、済んだみたいですね」
「お、サムライが、こっち来るよ..」
『..各々方...もしかして、拙者がお詣りし終わるのを待っていてくださったのかな?』
「あ、はい」「はい」
『それは、とんだ失礼を致しました。
拙者、ヨシダと申します!
貴重なお時間を頂き、かたじけなっしんぐ!!』
「.....」「.....」
『それでは、お先に失礼致します!』
「あ、はい」「はい」
...........
...........
「あ、あの、ジャギーさん
あの方、何者ですかね?」
「さあ..
聞いても無いのにわざとらしく名前を名乗ってたけど..
ヨシダだっけ?
なんだ、アイツ」
「アイツじゃないですよ!
若いけど、ちゃんとしてたじゃないですか!」
「そうか?チャラかったけどなぁ」
「チャラく無いですから!
じゃあ、ボク達もお詣りしましょう」
「そうだな」
「失礼します」「お邪魔致します」
「ジャギーさん、綺麗で広々としてますね!」
「本当だな」
「ジャギーさん。
まだ、手を洗うだけにしときましょうか」
「いや、手と心を洗うんだよ」
「..まあ、書いてありますけど、洗いようがないですよね..」
「いやぁ、気持ちの良い神社ですね、ジャギーさん」
「............」
「ジャギーさん。見て下さいよ、この根っ子!」
「................」
「......あの、どうかしました?」
「鳥居君...
キミ、ホントにそれでいいのか?」
「え?いきなり、何の話ですか?」
「何の話ですかじゃないよ!!
ジャギーズ事務所の話だよ!!」
「あ、あのジャギーさん、神社で大きな声出さないで下さいよ!」
「あ、そうか..
......
でも、キミはジャギーズ事務所の何が不満なんだよ」
「あの、ジャギーさん。
ボクは絶対やりませんけど、まず、その名前は変えた方がいいと思いますよ」
「え?どういう事?
ミックジャギーの事務所だから、ジャギーズ事務所じゃないかよ」
「...あの、ジャギーさんは、茶化してるつもり無くても、ファンの方達は不快に思うかも知れませんから」
「え?鳥居君、キミ、何の話してるんだ?」
「何の話って..
そのジャギーズ事務所に似た名前の事務所の話ですよ」
「...ん?さっぱり解らないな..
ユーは一体、何の心配してるんだ?」
「ユー、って!解ってるじゃないですか!
ジャギーさん、ボクの事、ユーなんて呼んだ事無いですから!」
「え?そうだったっけ?」
「そうですよ!
まったく、くだらない事ばっかり言ってないで、ちゃんとお詣りしましょうよ」
「くだらないって、俺は真剣だよ」
「はい、はい、判りましたよ..
ジャギーさん。狛犬さんにもご挨拶しましょう」
「判ったよ..」
「本日は宜しくお願いします」
「宜しくお願い致します!」
「本日は宜しくお願い致します」
「宜しくお願い致します!」
「じゃあ、こちらにも真剣にご挨拶しましょう!」
「そうだな」
「本日はお詣りさせて頂き、有り難うございます」「有り難うございます!」
「ジャギーさん。こちらは日枝神社ですね」
「ほう、渋いな」
「お詣りさせて頂き、有り難うございます」
「有り難うございます!」
...........
...........
「...じゃあ...仕方ないな...」
「何がですか?」
「鳥居君、キミはジャギーズになる気は無いんだな?」
「なる訳ないでしょう?当たり前じゃないですか」
「そうか...
じゃあ、昔、ローラースケート履いて歌うアイドルがいたから、新しく自転車に乗って歌う中年アイドルでいくか..」
「...自転車って、自転車父さんですか?
あの人がやる訳ないでしょうが..
結局、誰でもいいんじゃないですか」
「いやぁ、でも鳥居君。
芸能界は厳しいな..」
「ジャギーさんが甘いんですよ」
「お!ジャギーさん、見て下さいよ」
「お、猫様か!」
「縁起がいいですね!」
「いいお顔だなぁ..よし!」
「ジャギーさん、どうかしました?」
「ジャギーズ事務所にスカウトしよう!」
「入る訳無いでしょうが!」
「解らないよ..
あの、スミマセン!
ちょっと、お時間よろしいですか?
あの、ワタクシ、ミックジャギーと申します...
はい、はい、そうです。
あ、そうですね..
あの、実はですね....
ワタクシ....芸能....
ええ..はい...
.....はい、そうですね..
はい、あ!ホントですか!」
「...ジャギーさんの話が通じてるよ..」
「鳥居君!考えてみるってさ!」
「...........」
「ちょっと写真を撮らせてもらう事にしたから..」
「..........」
「はい、じゃあ、撮りまーす
カシャッ!
あ、有り難うございました!
後日、ご連絡しますので!」
...........
...........
「いやぁ、良かったなぁ!」
「...まあ、ジャギーさんがいいなら、何も言う事無いですけど」
「あ、鳥居君。さっき会った男、いたじゃない?」
「ああ、ヨシダさんですか?」
「あ、そうそう。あの人、俺達に訳の解らない挨拶してたじゃない?」
「かたじけ..なんとか..ですか」
「そうそう!
アレ、俺達の締めの挨拶にもらおうぜ!」
「え...
イヤですよ..」
「なんでよ。
いいじゃない!
最後まで付き合ってくれて、かたじけ...なんだっけ?」
「えっと...かたじけ、何でしたっけ?」
「あれ、何だっけなぁ..」
「...何でしたっけ..」
「....じゃあ、もう、いいか」
「....ですね」
【おしまい】
最新の限定御朱印情報が届く!
御朱印メルマガを受け取ろう
利用開始をもって利用規約・プライバシーポリシーに
同意したものとみなします。
ホトカミで困ったこと、不具合のご報告はこちらから
お問い合わせ
14
0