石井神社のお参りの記録(1回目)
東京都亀戸水神駅

亀戸石井神社は、東京都江東区に鎮座する神社で、石器時代から続く歴史を持つ場所です。通称「おしゃもじ稲荷」とも呼ばれ、特に咳の病を治す神として信仰されています。毎年の例大祭では、地域の人々が集まり、特別な意味を持つ祭りが行われます。

●由緒

この神社は、嵯峨天皇の時代、弘仁2年（811年）に弘法大師によって創建されたと伝えられています。御祭神には級長彦命、津長井命、岡象女命の三柱が祀られています。また、神社は亀井戸郷の鎮守社として、地域の人々に大切にされてきました。

●おしゃもじの由来

「石井神社」や「石神（しゃくじん）」という名称は、石棒を祀ることに由来しています。この神社では、語呂合わせからおしゃもじが奉納されるようになったとされています。信者は、おしゃもじを神体として拝み、病が治ればお礼としてもう一本の飯杓子を神社に返す風習があります。

●例大祭

毎年9月28日には例大祭が行われ、地域の住民から献じられた薩摩芋が参拝者に授けられます。この祭りは「おしゃもじ様の芋祭り」とも称され、熱病や百日咳を除ける霊験が特に顕著であることから、多くの崇敬者が訪れます。

●中図子の意義

「中図子」という名称は、地域の氏子組織を指す言葉で、特定の地名ではないとされています。