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ほうおんじ|浄土真宗 真宗大谷派高龍山

報恩寺の境内・文化財
東京都 稲荷町駅

文化財

⚫︎銅鐘(台東区有形文化財)
本鐘が鋳造されたのは、慶安元年(1648)で、当時報恩寺は八丁堀にあった。銘文によると、報恩寺14世住持宣了および檀信徒の講中の発願で作られた。銘文の末尾に記されている鋳造者の「堀山城守藤原清光」は江戸幕府の命で京都から江戸に下った御用釜師堀浄栄の息子浄甫を指す。父子とも当代一流の鋳造師で、浄甫の作品にはこの銅鐘のほか、渋谷区祥雲寺の銅鐘・日光東照宮の銅灯籠・上野東照宮の銅灯籠などが現存している。
本鐘は、昭和18年、重要美術品の認定を受け、平成8年、 台東区有形文化財として、区民文化財台帳に登載され、当寺境内鐘楼に安置される。(台東区教育委員会より)

⚫︎紙本着色善信聖人親鸞伝絵(台東区有形文化財)
報恩寺所蔵の「紙本着色善信聖人親鸞伝絵」は全4巻の絵巻物で、各々縦29cmほど、横9m前後。宗祖親鸞の生涯を詞書と絵で表現したもので、作者は不明ながら室町時代中期から末期の制作です。第3巻冒頭には「横曽根 報恩寺」の墨印が見え、報恩寺の依頼による制作だったことが推定されます。
内容は、親鸞の生涯の中でもとくに転機となった出来事を描き、これを見ることによって親鸞の生涯はもちろん、浄土真宗の教義までをも理解できるように構成されています。
同様の親鸞伝絵は多くの浄土真宗寺院に現存しますが、制作年代が室町時代までさかのぼるものは全国的にも数少なく、本伝絵は貴重な美術資料のひとつです。(台東区教育委員会より)

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