宗源寺のお参りの記録(1回目)
東京都稲荷町駅

東京都台東区に位置する宗源寺は、浄土宗の寺院で、月峰山永寿院という号を持っています。慶長14年（1609年）に教蓮社宝誉上人月秀大和尚によって下谷黒門町に創建され、その後寛永14年（1637年）に現在の地へ移転しました。特に九世尋蓮社声誉上人真阿門英大和尚が中興したことでも知られています。

●創建と移転の背景

創建地である下谷黒門町は、当時の江戸の街並みに溶け込みながら、多くの人々の信仰を集めていました。しかし、幕府の用地としての需要が高まったため、寛永14年に移転を余儀なくされました。

●本尊と仏像

宗源寺の本尊は阿弥陀如来であり、その像は恵心僧都作と伝えられています。大正12年の大火で焼失しました。また、本堂には観世音菩薩や大勢至菩薩といった脇仏も祀られています。
宗源寺の境内には、六地蔵尊やさまざまな鎮守社が存在しています。特に金毘羅大権現や八幡大菩薩、天照皇大神宮、春日大明神、稲荷大明神などが合殿されております。