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東京都 新高円寺駅

ひでどらごん
ひでどらごん
2025年02月24日(月) 11時58分59秒
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清徳寺(せいとくじ)は東京都杉並区にある日蓮宗の寺院で、日登山(にっとうざん)と号します。本尊は十界曼荼羅本尊です。創建は寛永6年(1629年)で、開山は最上院日任(さいじょういんにちにん)、開基は陽証院日乗(ようしょういんにちじょう)でした。

● 麻布から杉並への移転
もともとは麻布北日ヶ久保町(現在の港区六本木六丁目)にありましたが、度重なる火災のため、大正2年(1913年)に現在の杉並区へ移転しました。寺地は元々、麻布本村の名主又左衛門の所有地でしたが、赤坂の住人久保屋三右衛門が買い取り、寄進したと伝えられています。

● 度重なる火災と再建
清徳寺は幾度となく火災に見舞われました。元禄8年(1695年)の大火をはじめ、宝暦6年(1756年)、宝暦10年(1760年)、弘化2年(1845年)と大規模な火災が続き、伽藍や寺宝を焼失しました。特に弘化の火災の被害は甚大で、復旧が進まないまま、大正2年(1913年)に杉並区へ移転することとなりました。

● 関東大震災・戦災と復興
移転後も災難は続き、関東大震災(1923年)と太平洋戦争中の空襲(1945年)により、寺の建物は大きな被害を受けました。昭和40年(1965年)以降、復興整備が進められ、現在に至ります。

● 赤門寺と文化財
清徳寺は創建当初、朱塗りの山門があったことから「赤門寺」とも呼ばれていました。寺には貴重な文化財があり、承応2年(1653年)銘の一塔両尊像、寛文年間(1661~1673年)造立の日蓮上人坐像、享保17年(1732年)造立の日蓮大菩薩五輪塔などが伝えられています。

清徳寺(東京都)
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