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ふもんじ|天台宗千手山

普門寺の御由緒・歴史
静岡県 愛野駅

ご本尊聖観世音菩薩
創建時代慶雲元年(704)
開山・開基行基菩薩
ご由緒

天台宗千手山普門寺は寺伝によると慶雲元年(704)文武天皇の勅令により行基菩薩が開創とある。天平7年(735)入唐僧玄肪によって伝えられた法相宗の寺と成り、十三代相続くが十四代目によって比叡山座主宮の直末天台宗に改宗。爾来80代高倉院の御宇、治承元年(1177)勅を奉して小松内府平重盛公伝教大師直作の聖観世音菩薩を安置して、高倉院御脳平癒と遠州海上安全無難の為の諸堂を再建。その後、永禄~元亀年間の戦乱期には羅災堂宇過半焼失。天正3年(1575)当山中興豪憲師帰住し一山を再興。初代横須賀城主大須賀康高公によって諸堂を再建された。徳川氏の御代に至りて寺領三十七石のご朱印を賜る。
ご本尊聖観世音菩薩は人々を救う為の綱(はんさく)を持つ不空四羂索頭上に10個の仏の首をつけた「十一面観音」、宝冠に馬の首をのせ怒りの表情を見せる「馬頭観音」、宝珠を持ち如意宝珠と法輪の功徳によって人々に幸せを与えると言う「如意輪観音」、諸観音の根本基である本来のお姿の「聖観音」である。

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