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長楽寺ではいただけません
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ちょうらくじ

長楽寺のお参りの記録(1回目)
静岡県気賀駅

投稿日:2023年04月23日(日)
参拝:2023年4月吉日
東三河・遠州寺院巡りの5寺目は、4寺目の浜松市北区引佐町の隣町の北区細江町に在る光岩山 長楽寺です。ここで今回の寺院巡りの最後となります。
高野山真言宗で、本尊は馬頭観音。
この馬頭観音坐像は市指定文化財です。2年前の2021年に浜松市美術館で行われた「みほとけのキセキ」展に出展されていました。

807年に弘法大師空海が、遠山の斜面にある岩が陽光に輝いたこの地を聖地と感じ、寺を建立したと伝わります。江戸時代には七堂伽藍が建ち並ぶ大寺院でしたが、明治の廃仏毀釈により規模が縮小、昭和22年の農地解放で寺領も失い荒廃し、残念な事に本堂も老朽化に伴い昭和50年代に解体。10数年無住でしたが、2016前に尼僧さんが着任されて徐々に整備されているとの事です。尼僧さんの吉田真譽さんは、毎年東大寺二月堂北の参籠所にて華の仏さま展を開催されており、仏画教室も行っているとの事です。

参道(石段)の手前に20台くらい停めれる駐車場がありましたので停めさせて頂きました。石段を上がると左側に山門。山門をくぐると正面に玄関、右側に鐘楼、左側の塀の先に梵鐘(県指定文化財)と護摩堂です。玄関で拝観料(300円)をお納めして、御朱印もお願いしました。たまたま庵主さんは仏画教室を開いている最中で、ボランティアの方にご案内頂きました。玄関から上がると客殿に続き、客殿の仏間に色々な小像の仏像が祀られています。客殿の左奥へ行くと、庭園「満点星の庭」が観れます。満点星(ドウダンツツジ)の花は既に終わっていた様ですが、綺麗なお庭でした。
本尊の馬頭観音は何処に安置されているかと言うと、先に記載しました通り、本堂はありませんので、客殿の前の護摩堂に安置されています。玄関を出て護摩堂へ。つい先日まで護摩堂の堂内に上がって近くから拝観出来たそうですが、軒先の瓦が不安定で瓦が落ちる恐れがあり、残念ながら堂外からの拝観でした。本尊・馬頭観音は三面八臂ですが、厨子に入っていて窮屈そうで、腕先とかよく観れません。元々、厨子には不動明王が安置してありましたが、本堂取り壊しに伴い、馬頭観音を安置したとの事です。馬頭観音坐像は、とても力強い感じが出ていて、鎌倉時代の作、額に縦向き目があり3目、頭上に載っている馬は頭だけでなく全身像になっています。
以上で今回の寺院巡りを終了し、東名高速の三ヶ日ICから高速に乗って帰りました。

長楽寺の御朱印
御朱印
長楽寺の建物その他
短い参道(右側の岩に長楽寺と彫られているが写真では見えない)
長楽寺の山門
山門
長楽寺の山門
長楽寺の建物その他
玄関
長楽寺の建物その他
鐘楼
長楽寺の建物その他
梵鐘(県指定文化財)と護摩堂
長楽寺の建物その他
長楽寺の仏像
長楽寺の仏像
本尊・馬頭観音坐像
長楽寺の仏像
展示会で撮影
長楽寺の仏像
頭の上に馬
長楽寺の仏像
長楽寺の庭園
小堀遠州作と伝わる庭園「満点星の庭」(県指定文化財)

すてき

御朱印

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