りんざいじ|臨済宗妙心寺派
臨済寺のお参りの記録一覧
【静岡県 静岡市】
静岡浅間神社から北部に位置します。
今川家と徳川家に縁の深い臨済宗妙心寺派の寺院です。
一時期、人質であった家康の「手習い」の場でもありました。
なんといっても、江戸時代前期の建立された「本堂(大方丈)」ですね。
「入母屋造」「杮葺」で、方丈形式の平面をもつ本堂です。
駿河の「勅願寺」であったことを示す「勅東海最初禅林」の額が掲げられています。
本堂(大方丈)
山門
禅堂
「勅東海最初禅林」の額
山門から本堂の石段
新仏殿(1997年建立)
新仏殿(1997年建立)
山門西側庭園
山門前の大松
山門前庭園
鐘楼
大書院
💜大河ドラマ聖地巡礼
駿河今川家の菩提寺である臨済寺は普段は非公開ですが、今川義元公の御命日である5月19日は特別に一般公開されます。
前日までの夏日から打って変わっての、強い雨の降る中でしたが、一説に桶狭間の戦いも豪雨の最中だったと伝え聞きます。
特別拝観に来たのは三年連続になりますが、今年は大河ドラマの影響でしょう、写真を撮るのも困難な程に、多くの人が訪れていました。
昨年の拝観の時に
来年の大河ドラマ「どうする家康」では野村萬
斎さんが演じられますが、「勝者の歴史」観を
覆す様なカッコイイ義元公に期待です。
と、コメントを添えて上げましたが、実際その通りとなって、一段と強い思い入れを持ってお参りすることとなりました。
また駿府人質時代の徳川家康公(竹千代)は当地で住職でありながら今川家の軍師として名を馳せた太原雪斎から学びを得たとされています。
大河ドラマでも描かれていた「人質」という字面とは違った今川家との関係や、家康公の感情といったものにも想いを馳せる参拝でした。
大龍山 臨済寺
本日5月19日は桶狭間の合戦の日、是即ち「海道一の
弓取り」とうたわれた今川義元公の御命日となります。
今川家の菩提寺である臨済寺では、本日と10月15日の
摩利支天祈祷会の年に2日だけ特別に一般公開が行われ
ます。
また今川氏の人質となっていた頃の徳川家康公(松平
竹千代君)が教育を受けた場所としての所以から、
今川家・徳川家に纏わる寺宝や文化財なども余すこと
なく拝見できます。
厳かな山門(大龍山の扁額の文字は徳川慶喜公の書)や
国の重要文化財の方丈、書院内に再現された「竹千代
手習いの間」、書院から急な階段を上った先の茶室
「夢想庵」、国の名勝に指定されている「臨済寺庭園」
などの多数の見所を時間を掛けて見学し、その歴史と
文化を堪能させていただきました。
来年の大河ドラマ「どうする家康」では野村萬斎さん
が演じられますが「勝者の歴史」観を覆す様なカッコイイ
義元公に期待です。
山門の仁王像は静岡浅間神社から移設されました
「大龍山」の扁額は徳川慶喜公の書です
国の重要文化財に指定された御本堂
座禅堂
徳川慶喜公による山号の額
今川義元公とその兄、氏輝公の木像
書院に復元された竹千代手習いの間
庭園は国指定の名勝です
書院から延びる階段の先にある
茶室「夢想庵」
茶室からは遠くに静岡市の市街地を
望めます
通用門にも威厳があります
御位牌が並ぶ今川神廊
御朱印も特別公開日のみ拝受できます
賤機山の麓に佇まい荘厳な境内です
駿河の戦国大名今川義元が祀られている今川家の菩提寺です。
徳川家康が「竹千代」と呼ばれた幼少時代に人質として預けられた寺院でも有名です。
普段は、臨済宗の修行道場で非公開になっています。但し、境内は自由に散策可能です。
年2回、5月19日の今川義元の命日と10月15日の摩利支天の祈祷会の日だけ特別公開します。
御朱印もこの日のみの対応です。
山門前の赤い幟が目印です。
山門です。
左右の仁王像は、元々近くの静岡浅間神社にあったものです。
山門の扁額は15代将軍の徳川慶喜の書だそう。
本堂に通ずる大階段。
開門10時ですが、すでに多くの参拝者が並んでいました。
ちなみに、密にならない様、150名ほどの制限で順次参内しました。
本堂である「大方丈」です。
江戸時代の建立で、茅葺き屋根。1983年に国の重要文化財に指定されています。
垂れ幕は、白地に葵の御紋。秋の公開時のもので、春は、紫地の五色の桐です。
本堂は賎機山の麓にあります。
鐘楼です。
摩利支天。仏教の守護神である天部の一尊。猪に跨っています。
武士の間ではこの摩支利天信仰があったと言われています。
数々の宝物類。
花鳥図です。
書院からの庭園です。
竹千代(家康の幼少)が使っていた書間で「手習いの間」の復元です。この上には・・・。
書間の天井画。龍が画描かれています。
今川家の菩提寺で、左が今川義元で、「海道一の弓取り」と称されました。右は兄の今川氏輝です。
ちなみに父親の氏親の像は、静岡市内の「増善寺」にあります。
御本尊の阿弥陀如来。
大岩地蔵。
徳川家康像。
賎機山の山麓に建てられているので、山際には羅漢さんが多くいらっしゃいました。
開山の祖。大休宗休の像。
太原雪斎像。 臨済寺の二代目住持で今川家の軍師でもある禅僧。
座禅堂です。こちらでは摩支利天の祈祷会の法要が行われていました。
駿河国の戦国大名、今川氏の菩提寺で
5月19日の氏輝公・義元公の命日法要を
含め、年に二回のみ特別に一般公開されます。
御朱印を集めるようになって、改めて日本の
歴史にも興味を持つようになりました。
今川義元公に関しては、時代劇のイメージや
桶狭間で織田信長に討ち取られてしまった
凡庸な武将という印象でした。
動画サイトで歴史系の解説チャンネル等も
観る中で、大河ドラマの歴史考証等もされて
いる静岡大学名誉教授の小和田哲男先生が、
今川義元公が「海道一の弓取り(武将)」と
謳われた、非常に優れた武将だったという事
(その従来イメージの払拭)を強く仰っていて、
その今川家や義元公の歴史の一端に触れられ
れば、との思いで今回の特別公開にお参り
させて頂きました。
小和田先生も仰っているように、後世に広く
伝わる歴史というのは、「勝者の歴史」なの
だと。
またこちらには幼き日の徳川家康公(竹千代君)
が今川家への人質として過ごしていて、
「竹千代君手習いの間」が復元されています。
境内全体の禅寺の雰囲気、数々の寺宝、
美しい庭園や眺望の良い茶室など見所沢山で、
歴史的な好奇心が満たされる良い一日となり
ました。
静岡県のおすすめ3選🎌
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