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いわみのくにいちのみや もののべじんじゃ

石見国一宮 物部神社の御由緒・歴史
公式島根県 大田市駅

ご祭神<主祭神>宇摩志麻遅命
<相殿神>右座
饒速日命、布都霊神
左座
天御中主大神、天照大神
(明治5年摂社に奉斎されしも本社へ合祀)
客座
<別天神(ことあまつかみ)>天之御中主神,高御産巣日神,神産巣日神,宇麻志阿新訶備比古遅,天之常立神<鎮魂八神(たましずめやはしらのかみ)>高皇産霊神,神皇産霊神,魂留産霊神,生産霊神,足産霊神,大宮売神,事代主神,御食津神
創建時代継体天皇八年(513年)
ご由緒

石見一宮物部神社は、古来より文武両道の神・鎮魂の神・勝運の神として崇敬されてきました。
御祭神宇摩志麻遅命(うましまじのみこと)が鎮魂祈祷を最初に行った謂れから、神職の始めを為す神として占い・まじない・祈祷の神の信仰も厚いことでも知られています。

また、戦国時代、石見銀山争奪戦の舞台ともなり、大内氏・毛利氏の戦勝祈願の記録や武具の奉納、天領歴代代官の赴任に伴う報告祈願さらに文芸・武道の上達祈願、氏族繁栄・雨乞い祈願・戦中の砲弾避け等、多種多様の祈祷が為されました。

御祭神宇摩志麻遅命(うましまじのみこと)は、物部氏の御祖神として知られております。御祭神の父神である饒速日命(にぎはやひのみこと)は十種神宝を奉じ、天磐舟に乗って大和国哮峯に天降り、御炊屋姫命(みかしきやひめみのみこと)を娶られ御祭神を生まれました。御祭神は父神の遺業を継いで国土開拓に尽くされました。

神武天皇御東遷のとき、忠誠を尽くされましたので天皇より神剣韴霊剣を賜りました。また、神武天皇御即位のとき、御祭神は五十串を樹て、韴霊剣・十種神宝を奉斎して天皇のために鎮魂宝寿を祈願されました。(鎮魂祭の起源)

その後、御祭神は天香具山命と共に物部の兵を卒いて尾張・美濃・越国を平定され、天香具山命は新潟県の弥彦神社に鎮座されました。御祭神はさらに播磨・丹波を経て石見国に入り、都留夫・忍原・於爾・曽保里の兇賊を平定し、厳瓮を据え、天神を奉斎され(一瓶社の起源)、安の国(安濃郡名の起源) とされました。

次いで、御祭神は鶴に乗り現在の川合町の鶴降山に降りられ辺りを見回したところ、物部神社社殿裏の八百山が故郷の大和の天香具山ににていたことから、この八百山の麓に宮居(神社)を築かれました。(折居田の起源)

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