神魂神社のお参りの記録(1回目)
島根県乃木駅

#神魂神社 #大庭大宮

ご祭神はイザナミの大神、イザナギの大神。

出雲国風土記ではカミムスビの命を神魂命と書くので、僕はてっきり、ここ神魂神社のご祭神はカミムスビの命で、社名の神魂も「かみむすび」と読むのかと思った。
パンフにも、当初はカミムスビの神を祀っていたのではないか、とも伝わるとある。

#伊弉諾大神

出雲といえばやはりオオクニヌシの大神やスサノオの尊のイメージが強いが、イザナミの大神とイザナギの大神の存在感も思いのほかある。
僕が参拝した神社に限定しても、ここ神魂神社に加え、佐太神社と六所神社でも祀られていた。イザナギの尊に関しては、さらに眞名井神社にもいる。

#伊弉冊大神

それもそのはずで、彼らは出雲とも多少、関わりがある。カグツチの神を産む時に負った火傷が原因でイザナミの命が神去ると、古事記では彼女は出雲と伯耆（鳥取県西部。米子市など）の境に葬られた。原文には”ひばの山”とあるが、恒泰古事記によるとその比定地は現在の島根県安来市に位置するようだ。

松江市を歩いている時も、「イザナミの命の墓」などと書かれた看板を1、2回、目にした。それから、上述した佐太神社の背後の山を少し登ったところに、彼女を祀る母儀人基社があり、かつては同じくその墓と伝えられていたそうだ。