真言宗豊山派
醍醐寺のお参りの記録一覧
関西寺院巡りの3寺目は、2寺目の京都府井出町から再度高速に乗り滋賀県に移動、滋賀県長浜市に在る神護山 醍醐寺です。
今回の寺院巡りの最後になります。
真言宗豊山派で、本尊は不動明王。
こちらの収蔵庫に所蔵の秘仏・毘沙門天立像は重文です。毘沙門天立像の拝観について観音コンシェルジュに確認した所、「秘仏のため非公開だが、今年の11月22日~24日に公開される。」とお聞きしたため、この機会を逃すといつになるかわからないので訪れた次第です。
後白河天皇の時代(1160年頃)に創建と伝わります。また、それ以前に飛鳥時代に役行者が開創したとも言われています。
1501年に和歌山・根来寺から来た覚遍上人が中興、それを機に隆盛し、49坊を擁する大寺院であったとの事です。
北陸道・長浜ICを下りて北東へ。村の中の細い坂道を少し進むと駐車場がありましたので停めさせて頂きました。
山門の左側に鐘楼、右側に護摩堂(入れませんし、覗く事も出来ない)。山門をくぐると直ぐ右側に屋根無しタイプの手水があって、正面に本堂です。本堂左側に納経所と庫裏、本堂右側のやや広めの土地の真ん中にポツンと収蔵庫が建てられています。岩本坊の跡地との事です。(毘沙門天立像や寺宝を収蔵。)
早速、本堂に上がらせて頂きました。檀家さんが受付をなさっていて、拝観料(500円)を納めたら散華が頂けました。併せて御朱印帳を預けて御朱印をお願いしました。
内陣には入れませんので下陣からですが、賽銭箱の直ぐ奥の台の上に、ケースに入れられずに重文の毘沙門天立像が置かれているのには驚きました。(毘沙門天立像は人の背丈と同じくらいだろうと勝手に思い込んでいて、お前立ち像だと思った。) 極端に言えば数10cm位まで近付けて観る事が出来ます。(私は老眼なので近付き過ぎるとボヤけてしまいますが。)
高さ約53cm、寄木造、玉眼、鎌倉時代の作。迫力あるお顔、厚みのある体躯、翻る衣、甲冑等の細部のこだわり、かなり技量のある仏師(慶派)の手による事は間違いないと思います。伝・運慶作との事ですが、どうでしょうか。
内陣須弥壇中央には本尊の不動明王立像と脇侍の不動三尊像。鎌倉時代の作とお聞きしましたが、距離があって良くわからずでした。
檀家さんからお聞きした所、今回は8年振りの公開で、所蔵の市指定文化財の絹本着色釈迦十六善神像がかなり傷んでおり、修復費用の勧進を兼ねて公開に至ったとの事です。
最後に御朱印帳を受け取って寺院を後にしました。
ーオマケー
醍醐寺から車で10分足らずの所に浅井歴史民俗資料館があり、現在、企画展「近江・醍醐寺 ー真言の美ー」が開催されていますので観てきました。
御朱印
特別公開のチラシ
鐘楼
山門
護摩堂
手水
本堂
毘沙門天立像(重文)
(ネットから転載)
収蔵庫
頂いた開帳記念散華
ーオマケー
浅井歴史民俗資料館での企画展のチラシ
浅井歴史民俗資料館
琵琶湖百八霊場の40番目のお寺です。
平成になって建て替えられたそうです。
置き紙という話でしたが、無理をお願いして若い尼さんに書いていただきました。
四国八十八か所をここで済ませることができます。
四国八十八か所をここで済ませることができます。
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