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きゅうこさん せいがんじ

吸湖山 青岸寺のお参りの記録(1回目)
滋賀県米原駅

投稿日:2023年09月24日(日)
参拝:2023年7月吉日
滋賀県湖北地域の寺院巡りの5寺目は、1寺目の在った米原市に戻って、米原市米原に在る吸湖山 青岸寺です。
曹洞宗で、本尊は聖観音。
この本尊・聖観音坐像は県指定文化財で、十一面観音立像は市指定文化財です。
こちらの境内には国指定名勝・青岸寺庭園があり、予約無しで拝観出来ます。但し、火曜日と第4、第5月曜日はお休みです。

延文年間(1356~61年)に当時の近江守護であった佐々木京極道誉が創建した米泉寺があったが、1504年の兵火で焼失。本尊の聖観音像のみが難を逃れ、その後小堂に祀られていた。江戸時代に入り、彦根の大雲寺三世の要津守三和尚が当地を遊行していた折に、朽ちた小堂に祀られた観音像を拝しひどく心を痛め、1650年に再興を期して当山に入山。敦賀の伊藤五郎助の尽力を得て再興。伊藤五郎助の諡号の青岸宗天から寺名を青岸寺としたとの事です。

JR米原駅から東へ500m、とても便の良い所に在ります。10台以上停めれる駐車場も参道手前にありましたので停めさせて頂きました。短めの参道を進むと山門、山門をくぐるとほぼ正面に本堂、右側に庫裏、庫裏の向かいに鐘楼です。庫裏に入り、呼び鈴を鳴らすと寺の方が来られて、拝観料(300円)をお支払いして、併せて御朱印帳を渡して御朱印をお願いしました。下駄箱に靴を入れて上がらせて頂きます。失礼ながら夏の時期の日中の一番暑い時間帯のため参拝者はおらず、貸切状態かなと思いきや下駄箱の履物の数から5、6組の参拝の方々がいらっしゃいました。
庫裏と本堂の間の客殿の脇を抜けて先ずは本堂へ。本堂須弥壇に本尊・聖観音坐像、高さ約80cm、像内の墨書から南北朝時代の1376年に京都の三条仏師が米泉寺の本尊として制作したとわかっています。願主・安置場所・仏師・制作年がわかる仏像は少ないと思います。バランスが良く、彫りが深めで鋭く感じます。お顔もきつ目で、じっと見詰められている感じでした。
左側の脇間(観音堂)には十一面観音立像、高さ約56cm、一木造、素地で彫眼、鎌倉時代後期の作と考えられています。すらっと細身ながらウエストは更に細いです。眼は閉じている様、「大丈夫、大丈夫」と目を細めて笑みを浮かべているのだろうか。
本堂の裏側に廻り込んで少し階段を上がると六湛庵という書院。庭園を上から眺める事が出来ます。庭園に沿って回廊があり客殿へ。客殿には寺院には珍しく喫茶コーナーがあります。コーヒーや抹茶を頂きながらのんびりと庭園を眺めるのも乙なものだと思います。
預けておいた御朱印帳を頂いて失礼する事にしました。

吸湖山 青岸寺の御朱印
御朱印
吸湖山 青岸寺の山門
山門
吸湖山 青岸寺の本殿
本堂
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
庫裏
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
鐘楼
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
本尊・聖観音坐像
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
左側の脇間(観音堂) 右側から十一面観音、三十三観音、役行者
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
十一面観音立像
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
役行者
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
客殿からの庭園
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
(安物の)スマホで撮ってみました
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
国指定名勝・青岸寺庭園
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
書院・六湛庵
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
書院から庭園方向
吸湖山 青岸寺(滋賀県)
本堂側から山門方向
吸湖山 青岸寺の地蔵

すてき

御朱印

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