黄檗宗
福寿寺のお参りの記録一覧
今回は滋賀県の寺院巡りです。先ず1寺目は、近江八幡市に在る厳蔵山 福寿寺です。
黄檗宗で、本尊は千手観音。
この本尊・千手観音立像は重文。観光寺院ではないため、拝観には事前予約が必要です。
また、福寿寺庭園は滋賀県指定名勝です。
淳和天皇により829年に七堂伽藍を建立し、伝教大師最澄の手刻の観音像を奉安し、勅願所としたと伝わり、天台宗であった。1570年に織田信長の兵火により全山焼失し、礎石のみが残るだけであったが、辛うじて本尊のみ運び出された。その後の1680年に黄檗宗の梅嶺禅師により中興されて現在に至ります。
拝観予約した際にご住職からルート案内を受けましたが通り過ぎてしまいました。細い路地に入り、少し上がると山門前に出ます。そこに駐車させて頂きました。
山門をくぐり、真っすぐ上がると本堂です。右側に鐘楼堂ですが、梵鐘は太平洋戦争時に拠出し戻って来ずで残念ながらありません。左側に本堂から開山堂への渡り廊下(通幽橋)と開山堂です。写真はありませんが開山堂の左側に方丈があります。
ご住職にご挨拶し、本堂に案内して頂きました。須弥壇真ん中に閉扉の厨子があり、扉を開けて頂くと、本尊・千手観音立像。高さ約110cm、割矧ぎ造、頬はふっくらしていて、腰から下は幅広でがっしり、衣のひだは浅目でした。頭上面、脇手は後補との事でした。また、大正時代の解体修理の際に、内部の墨書きにより平安時代末期の1170年に製作された事が判明しました。
元々天台宗だったため、本堂は比叡山を正面に建てられているそうでいい眺めでした。
拝観料は特に規定していないとの事で志を賽銭箱に。また、御朱印は対応されていないとの事でした。
ーオマケー
こちらへ伺う前に、滋賀県甲賀市信楽町のMIHOミュージアムへ行って、特別展「奈良大和路のみほとけ」を観て来ました。法隆寺・観音菩薩立像(夢違観音)、薬師寺・聖観世音菩薩立像、東大寺・弥勒仏坐像の3躯は国宝で、360度ビュー出来たのはとても良かった。
山門
本堂
鐘楼堂
開山堂、右側は本堂との渡り廊下(通幽橋)
福寿寺庭園
本堂扁額
本堂須弥壇(本尊、達磨像、韋駄天像)
本尊・千手観音立像(重文)
聖観音立像(近くの廃寺から遷された像、厚化粧過ぎて製作時代は不明)
オマケ-MIHOミュージアム
美術館棟
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