御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
四天王寺聖徳太子1400年限定御朱印大バナー2024年4月
印岐志呂神社ではいただけません
広告

いきしろじんじゃ

印岐志呂神社のお参りの記録(1回目)
滋賀県栗東駅

投稿日:2022年05月28日(土)
参拝:2022年4月吉日

【近江國 式内社巡り】

印岐志呂神社(いきしろ~)は、滋賀県草津市片岡町にある神社。式内社で、旧社格は県社。祭神は大己貴命、国常立尊。

社伝によると、天智天皇の勅願により大神神社からの分祀により創建。社名は用明天皇の御代587年に当地が悠紀地方の印岐志呂と名付けられたことに因む。平安時代の851年に神階奉授、877年に正一位となった神階昇叙の記載がある。927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「近江國 栗太郡 印岐志呂神社 小」に比定されている。
1160年には源義朝尾州攻略の際、頼朝の武運を祈願し神殿と神田を寄進した。建武新政期の1336年に比叡山僧・宥覚が山門一千余を率いて足利軍と戦った時と、同年脇屋義助が延暦寺の山徒とともに足利尊氏の将・京極道誉と戦った時に、当社周辺は戦場となり(近江の戦い)社殿等を焼失したが、足利尊氏により再建された。戦国時代の、織田信長による佐々木攻め(六角攻め)の際に再度戦場となり社殿を焼失したが、1599年に芦浦の観音寺・詮舜により再建されている。明治時代に入り、近代社格制度のもと県社に列格した。

当社は、JR琵琶湖線・守山駅の西方4kmの平らな耕作地の中にある。琵琶湖東岸まで1kmちょっとの位置。境内はかなり広く、東端の大鳥居と西端の奥御前社は400m離れている。敷地のほとんどは深い社叢で覆われていて、広々とした社殿周りのみ樹木はなく明るい。社殿は特に大きな拝殿が特徴で、瑞垣で覆われた社殿・境内社もなかなか見事。

今回は、近江國の式内社、滋賀県の旧県社であることから参拝することに。参拝時は平日の昼ごろで、参拝者は自分以外には見掛けなかった。
印岐志呂神社の鳥居
境内東端にある<大鳥居>と<社号標>。
印岐志呂神社の建物その他
青銅製と思われる扁額は、元帥陸軍大将・小松宮彰仁親王の書。
印岐志呂神社(滋賀県)
大鳥居から境内入口までは300mほど離れている。参道の右側は社叢、左側はこんな感じの耕作地。広々として気持ちが良い。
印岐志呂神社の周辺
境内入口まで来て振り返るとこんな感じ。参道沿いの桜の木々がきれい。
印岐志呂神社の建物その他
境内入口全景。ここから北向きに進む。
印岐志呂神社の建物その他
参道を進むと右側に<社号標>。
印岐志呂神社(滋賀県)
さらに進むと左側に<手水舎>。
印岐志呂神社の山門
社殿周りの入口にある<神門>。
印岐志呂神社(滋賀県)
神門手前左側の<狛犬>。手積み風のワイルドな石垣が印象的。
印岐志呂神社(滋賀県)
神門手前右側の<狛犬>。表情はけっこう個性的。(o^―^o)
印岐志呂神社の本殿
きれいな神社幕が掛かった神門をくぐる。
印岐志呂神社の本殿
神門をくぐって正面にある大きな<拝殿>。
印岐志呂神社(滋賀県)
拝殿の後ろに、瑞垣で囲われた大きな<本殿>。
本殿は桃山時代の1599年に観音寺第9世・詮舜を本願に建立。三間社流造、檜皮葺、庇前室付。この本殿は、観音寺詮舜、施薬院全宗らによって再興された日吉大社摂社樹下神社本殿、同白山姫神社本殿と建築様式が同一とのこと。
印岐志呂神社(滋賀県)
本殿の手前に、拝所となる<中門>。
印岐志呂神社(滋賀県)
中門から<本殿>を望む。
印岐志呂神社の狛犬
本殿左側の<狛犬>。珍しい木製で、くりくりおめめ。日吉大社の狛犬と酷似。(^_^;)
印岐志呂神社の狛犬
本殿右側の<狛犬>。この狛犬は本殿と同時期の桃山時代の作とされ、境内東端の大鳥居、弥生時代の広鋒銅鉾と合わせて、3つの<社宝>とされている。
印岐志呂神社(滋賀県)
本殿の左側で、南向きに建つ2つの境内社。左は<若宮>、右は<三の宮>。
印岐志呂神社の末社
本殿の左側で、東向きに建つ<十禅郎社>。
印岐志呂神社(滋賀県)
本殿の右側で、南向きに立つ<二の宮>。
玉垣内の境内社は、近隣の水系ごとに用水利用の宮座(グループ)の産土大神を祀っているとのこと。なるほど。
印岐志呂神社(滋賀県)
本殿に向かって右手に、赤い鳥居が並んでいるので行ってみる。
印岐志呂神社の鳥居
参道は、本殿を囲う瑞垣の東側に続く。
印岐志呂神社の末社
参道の突き当りの、少し高い場所にある<帯刀稲荷神社>。
印岐志呂神社の本殿
<帯刀稲荷神社>の社殿前から、本社本殿を望む。
印岐志呂神社の末社
帯刀稲荷神社の南側に、西向きに建つ境内社を発見。
印岐志呂神社(滋賀県)
こちらは<恵比須社>。
印岐志呂神社の建物その他
拝殿の東側にある<社務所>。御朱印はこちら。
印岐志呂神社の本殿
社務所から見た<社殿>全景。拝殿も本殿も非常に大きく立派。
印岐志呂神社(滋賀県)
拝殿後ろの<本殿>と境内社群。
印岐志呂神社(滋賀県)
社殿の西側はけっこう鬱蒼とした<社叢>。
印岐志呂神社の建物その他
社叢に入り、150m離れた小高い場所にある<奥御前社>。
印岐志呂神社の本殿
<奥御前社>の社殿。
印岐志呂神社の本殿
最後に、印象に残った本殿周り全景。檜皮葺のなかなか美しい建造物。(^▽^)/

すてき

御朱印

みんなのコメント0件)

ログインしてください

ログイン無料登録すると、投稿へコメントできます。

投稿者のプロフィール

惣一郎さんのプロフィール画像

惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

惣一郎さんの投稿をもっと見る

ホトカミ見ました! で広がるご縁

ホトカミを見てお参りされた際は、
もし話す機会があれば神主さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
神主さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、ホトカミ無料公式登録して、情報を発信しようという気持ちになるかもしれませんし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。
印岐志呂神社の投稿をもっと見る6件
コメント
お問い合わせ