臨済宗妙心寺派
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今回は滋賀県の湖東・湖南地区の寺社仏閣巡りです。先ず1箇所目は、湖南市に在る円通山 上乗寺(じょうじょうじ)です。
臨済宗妙心寺派で、本尊は十一面観音。
この本尊・十一面観音立像は重文です。
南禅寺住持の仏燈国師が開山と云われ、雲野山天号寺と称した。この地の領主の六角氏の重臣・三雲家が壇徒だったが、織田信長が三雲城を攻めた際の兵火で焼失。1648年に観音山上乗寺と改め再興、1692年には臨済宗妙心寺派に属したが、享和年間(1801~4年)に火災で全焼。元の観音山北麓から現在地に再建され、円通山上乗寺と改めたとの事です。
本尊・十一面観音の拝観が可能なのかわからないためネットでtel番号を調べて架電しましたが「現在使われておりません」とのアナウンス。仕方無いためダメ元で行ってみる事にしました。
カーナビに住所をセットして行くもどうみても民家、戻って探すも違うので、スマホアプリを使って細い道を進み何とか寺号柱を見付けた。駐車場が見当たらないので道路脇に駐車、墓地もあった。墓地から上に延びる道があったので参道だろうと進むと建物の横に出た。本堂らしい。庭や社もあるので境内なのは間違いない。本堂の前を横切って行くと車が停まっていた。(寺号柱の横を奥へ更に進むとここ迄来れる模様。)
すると裏の戸を開ける音がしたので「拝観させて頂けませんか?」と話し掛けると、本堂横の玄関の鍵を開けて頂いて「どうぞ。」と。中の土間に入って「ご住職様ですか?」と伺うと「違うけど上がって下さい。」と祭壇にご案内頂けた。
話をお聞きすると、昨年ご住職が亡くなり無住(だから電話が繋がらない)、現在は同じ宗派の妙感寺のご住職が兼務、今日偶々掃除に来たとの事でした。私にとっては何とラッキーな事か、偶にはこんな事もあるんだなと。
厨子の中の本尊・十一面観音立像は、高さ約109cm、彫眼、均整の取れた体躯、お顔はやや大きめだが柔和、右手に錫杖を持った長谷寺式、平安時代後期の作。良い観音様でした。
拝観料は志納でしたので賽銭箱ではなく(賽銭箱は置いてない)、鉢の様な器に入れました。
御朱印は兼務されている妙感寺で頂いてくれとの事でした。
境内には本堂以外に神明宮と庭があるのみでしたが、とても綺麗にされていて無住とは思えませんので、常日頃から檀家さんが手を入れていらっしゃると思います。
2024.8.6 無住のため盗難リスクが高いので仏像写真は削除しました。
御朱印
寺号柱
参道
本堂
庭
神明宮 扁額には「日雲宮」
伊勢両皇太神宮と書かれていた
名称 | 上乗寺 |
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御朱印 | あり |
限定御朱印 | なし |
電話番号 | 0748-72-0277 お問い合わせの際は「ホトカミを見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
詳細情報
宗旨・宗派 | 臨済宗妙心寺派 |
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