令和4年をもって比叡山国宝殿は開館30周年を迎えることになりました!
つきましては今秋、記念特別展「比叡の霊宝」を開催いたします。
国宝殿は伝教大師最澄の御真筆をはじめ、比叡山上ならびに山下の仏像・絵画・書跡など延暦寺山内にある国宝・重要文化財など貴重な文化財を管理、保存するための施設として、平成4年(1992)4月に開設されました。
「国宝殿」という名称は、伝教大師最澄が著わした『山家学生式』の中の「一隅を照らす。これ則ち国宝なり。」という言葉から名づけました。
伝教大師は、「国宝」とは物ではなく、人の心であると述べています。
参拝者の皆様に、延暦寺の文化財を通じて「こころ」を見直す場となることを願っています。
今回の特別展では比叡山内や里坊寺院、また外部機関に寄託している国宝9点重要文化財40点余り、名宝約70点を展示させていただきます。
普段目にすることのできない比叡山の名宝の数々をご覧いただくことで、延暦寺の歴史や仏教美術の魅力に触れていただく良い機会としていただければ幸いです。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
【会期】
令和4年9月23日(金)~12月4日(日)(前期・後期で入れ替えあり)
前期:9月23日~10月30日
後期:11月1日~12月4日
※9月20~22日、10月31日、12月5日は展示替のため休館日とします
【開館時間】
3月~11月:8時30分~16時30分
12月:9時~16時
1月~2月:9時~16時30分
【拝観料】※延暦寺巡拝料とは別に拝観料をいただいております
大人 個人:500円 団体:400円
中高生 個人:300円 団体:200円
小学生 個人・団体:100円
※団体は20名~です。
【会場】
延暦寺境内 国宝殿