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名称白幡雷電神社
読み方しらはたらいでんじんじゃ
トイレなし
御朱印なし

詳細情報

ご祭神別雷命
ご由緒

雷電神社の由来について「埼玉の神社」(埼玉県神社庁)は、三つの由来があるという。
一つは、氏子の口碑で、「この地には雷がよく落ちるため、群馬県板倉の雷電様の分霊をいただいてきて雷除けとして祀った」というもの。
もう一つは、元名主の飯島家に伝わる話で、「八万太郎義家が奥州征伐の際、この地を通りかかり、当社の参詣して戦勝を祈願したところ、その晩、戦勝するとの霊夢を見た。これに気をよくした義家は、意気揚々と奥州に向かい戦勝にを果たした帰途、当社に白幡を献じて行った。以来、当社は白幡大権現という」という。
三つ目は、安永四年(1775)に別当常徳院が著した「清久村白幡山雷電社縁起」に載るもので、「当地は、昔、源平の戦場となり、鎮座地は源氏の陣が置かれたことから白幡山と号するようになった」という。
かつてここでは干ばつが続くと雨乞いが行われました。大正13年7月の雨乞いは、19日から1週間にわたり祈願を続けた。若い者たちは褌一つで当社の裏手にある弁天様の池に入り、バケツで水を汲み出して本社めがけて浴びせかけたという。1週間後、雷鳴がとどろき、土砂降りになり、作物がよみがえったという。

言い伝えによればその昔、行基菩薩がこの地に自作の十一面観音像を祀ったのが始まりとされる神仏習合の神社と言われる。その後、八幡太郎源義家が、奥州征伐の途中戦勝を祈願し、奥州を平定した義家は、戦勝のお礼に源氏の白幡を奉納したという。
雨乞、雷除、虫封じ、子孫繁栄の祈祷神社として知られ「光明電王宮・白幡権現社」と称し、地元近隣はもとより、遠方の人々からも大いに信仰された。明治初年の神仏分離令により、雷電神社と隣の常徳院に分離された。義家白旗奉納伝説や地名が白幡であることから、地元近隣の人々から白幡さま、白幡神社と呼ばれた。(十一面観音像は常徳院に祀られている)
昭和二十年代頃までは、寺社の三方は田んぼと沼(白幡沼)に囲まれ、神社は小高い台地の杜の中に鎮座していた。周囲は開発され今は昔日の面影はない。

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