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なんぴあんかんのんじ|臨済宗妙心寺派

楠妣庵観音寺の御由緒・歴史
大阪府 河内長野駅

ご本尊千手観音
ご由緒

楠木正成の妻で、正行(まさつら)の母である久子が、夫と息子の戦死後に出家して菩提を弔ったところです。久子は「敗鏡尼」を名乗り、楠妣庵(なんぴあん)を建てたといわれています。この地には正行が建てた観音殿もあり、弟・正儀が敗鏡尼の没後に「観音寺」と改めて、一族の菩提寺としました。その後、観音寺、楠妣庵ともに兵火によって焼失しましたが、大正6年(1917)に楠妣庵が再興し、次いで観音寺も再建されました。この地は敗鏡尼の故郷でもあり、境内にある石造りの五輪塔は、その墓とも伝えられています。
春の新緑、夏の蝉時雨......と、四季折々の趣が楽しめますが、ことに秋の紅葉は有名です。歴史ファンや楠木公を偲ぶ人々が多く訪れます。

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