大圓寺のお参りの記録(1回目)
大阪府安立町駅

大阪府内の寺院巡りの2寺目は、1寺目と同じく大阪市住吉区に在る鏡智山 大圓寺です。
浄土宗で、本尊は阿弥陀如来。
この本尊・阿弥陀如来立像は、かの快慶の作で市指定文化財です。
大阪市教育委員会による「大阪の歴史再発見」非公開文化財の特別公開での拝観です。7/5、7/6の2日間、13～16時に公開。前回は2018年でしたので7年振り。

江戸時代初期の1615年あるいは1619年に創建。仏師・快慶の銘がある仏像は(現状)大阪では唯一。創建より400年前に作製された仏像がどの様な経緯でこちらに祀られる様になったかは不明。平成？年に本堂を建替える時に博物館に預けた際、右足のほぞに「巧匠 法橋快慶」との銘記が見付かり、快慶作と判明しました。

山門前の道路を挟んだ斜め前に駐車場がありましたので停めさせて頂きました。
街中にある一般的な檀家寺です。本堂は新しく、境内もこざっぱりしてとてもきれいです。
13時から公開で、13時ちょっと過ぎに着きましたが、もう既にご住職の挨拶？が終わった所で、大阪市教育委員会学芸員の方の説明が始まりました。一通りの説明が終わった後に内内陣に入られせて頂いて、目の前で拝観させて頂きました。阿弥陀三尊で中尊が快慶作の阿弥陀如来立像、脇侍の勢至・観音菩薩は江戸時代の後補。
阿弥陀如来立像は快慶お得意の三尺阿弥陀(約87cm)、隙の無い造形。相変わらず素晴らしいです。
拝観後に庫裏にお邪魔して御朱印を頂きました。