浄国寺のお参りの記録(1回目)
大阪府日本橋駅

この辺りは下寺町といいまして、wikiさんによれば、
「大坂の陣後、松平忠明が大坂城下の整理再編を行った際、大坂城の弱点といわれる南側に防御線として寺院を集中させた。城下に点在していた浄土真宗以外の仏教寺院を郊外に移転させ、そのうち最も南西に形成されたのが下寺町で、上町台地の西麓に位置することから西寺町とも呼ばれた」とあります。
ほんと、天王寺区と言うのは寺院の多い地域で、他の大阪とは雰囲気が違う地域でもあります。

このお寺さんには江戸時代当代きっての美女と言われた夕霧大夫のお墓がありまして、齢、27歳と言う若さでこの世を去り（1678年）「大坂中がその死を惜しんだ」といわれたといいます。
彼女の美しさは当時の文学・芸能にもその題材となり、有名なところでは近松門左衛門の人形浄瑠璃 【夕霧阿波鳴渡】・井原西鶴の浮世草子 【好色一代男】等があります。

毎年4月の1週目の日曜日に「花祭り」夕霧太夫行列と呼ばれるお祭りが開催され、夕霧太夫・新造（しんぞう）・禿（かむろ）を含む大勢の行列が下寺町を行進する光景がみられます。