尊延寺のお参りの記録(1回目)
大阪府藤阪駅

今回は大阪東部寺院巡りです。
というのも、大阪府交野市教育委員会が春と秋に「指定文化財一般公開」を行っており、今回それに申込みしてあり、折角大阪府まで行くのだからと近隣の寺院も併せて巡った次第です。
先ず1寺目は、交野市の東隣りの枚方市に在る幡山 尊延寺です。
高野山真言宗で、本尊は不動明王。
こちらには五大明王が揃っており、降三世明王と軍茶利明王が重文、残りの不動明王と大威徳明王と金剛夜叉明王が市指定文化財、地蔵菩薩も市指定文化財です。
これらの仏像拝観には事前予約が必要です。

731年に東大寺の僧の宣教が勅願により創建。天平伽藍の大寺院であったが、1221年の承久の乱で焼失。その後復興したが、1868年に失火により少しの堂宇を残して焼失。本堂修復等行い現在に至ります。

枚方東ICを下りて約2km、5分と直ぐですので、名神→京滋バイパス→第2京阪と乗り継いでスイスイと。山門はありませんが石柱タイプの門を入ると左側に20台停めれる駐車場があります。
約束の時刻より早く着いたので境内を少し散策。正面に本堂で、右側に浄め不動、その奥の短い石段を上がると諸堂。大師堂、役行者石像や庚申塚、開山堂、弁財天があります。そうこうしていたら約束の時刻に近付いたので本堂へ。（参拝者がもう1人居ました。いつもは貸切状態なんですが。）
本堂に入ると直ぐに拝観受付で、ご住職がいらっしゃいまして予約した者と伝えて拝観料(300円)を納めて併せて御朱印もお願いしました。写真は好きなだけ撮って下さいと仰有って頂いた。
早速、拝観させて頂こうと幕の裏側へ回り込むと暗い中にスポットライトで浮かび上がる五大明王。東寺講堂の国宝·五大明王には流石に敵わないものの壮観でパワーを感じます。少し経ったらご住職が「明るくしますね。」と照明を明るくして頂いた。すると暗くてわからなかった地蔵菩薩、十一面観音、愛染明王、大日如来がいらっしゃって、計9躯の仏像が安置されていました。見応え有りでした。